株式会社シーザートレーディング
TEL.042-480-2222 (営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12
MAKER | JAGUAR |
MODEL | XJS 4.0 |
YEAR | 1992' |
EXTERIOR | WESTMINSTER BLUE (ウエストミンスターブルー) |
INTERIOR | SAVILLE-GREY・Leather & TWEED (サヴィルグレーレザー& チェビオットツィード・コンビ) |
PRICE \¥ | ASK |
MILEAGE | 77.320 km |
AMMENITIES | ディーラー車 右ハンドル 1992年製造モデル(93年2月登録) 直列6気筒 DOHC 4.0L(3980cc) 4速フロアAT 馬力 :225PS/4750rpm トルク :38.3kgm/3950rpm 全長:476cm 全幅:181cm 全高:124cm 車輌重量:1650kg 定員: 4名 装備: パワステ、パワーウインド、パワーシート、オートエアコン、エアバッグ JAGUAR純正「カセット・オーディオ」、他 内外装極美、機関:当社ファクトリーにて完全整備後渡し(無料にて) 超極上車! 車検:令和8年(2026年)2月11日まで 令和6年(2024年)1月「77.117km時」に車検取得したばかり |
COMMENT | 「Eタイプ」の後継モデル! 「XJS」 1975年に、名車Eタイプのシリーズ3生産中止後、後継モデルとして登場したXJ−S クーペの「4.0L」版。 デザインは、Eタイプのデザインで その名を世界に知らしめた故「マルコム・セイヤー」 のアイディアをジャガーデザインチームが具体化したもので、彼が得意とした空力特性が 随所に見受けられるボディデザインとなっていた。 初期の「XJ−Sクーペ」は、Eタイプのごとく、完全なスポーツカーではなく、ラグジュ エリー・クーペという 装いであったが、それでも、、 「Eタイプ・シリーズV」の12気筒 SOHC 5343cc 272馬力 と同じエンジンを積み、 285馬力と、僅かにパワーUP 「シリーズV」は、車重量:1558kgで最高速:227km 一方 「XJ−Sクーペ」は、車重量:1785kgと 230kgほど重くなってはいたが、 最高速は、220kmマークと、「Eタイプ・シリーズV」と変わらぬ動力性能を誇っていた。 1983年:「3.6L」直列6気筒モデル追加。 そして、1991年、「ジャガー&ディムラー」にとって最大の変化が、、 「フォード」の傘下とある。 「フォード」は、市場分析し、これまで問題のあった(はっきり言って故障)箇所を 割だし、速攻で改良に乗り出す。 *例えば、当社が「ディムラー・ダブルシックス」のファイナル(92年)しか扱わないのは この改良後モデルでもあるから。 更にFORDは、それでも採算の合わなかった(手作業が多く完成に時間とスペースが掛かり 過ぎる)モデルの生産を中止。それが、92年末で終わった「DD6」と「DS420リムジン」 「XJ−S」の方は、1991年5月 ボディにまで至る大掛かりなマイナーチェンジが 行われ、直6エンジンは、新型の「4.0L」にパワーUP! モデル名から ハイフンが取れ、「XJS」となる。 デザインは一見、さほど変わっていないようにみえるが、それは、わざと「古き良き伝統」を 残したせいで、実際には、この時の改良で、ボディは、全体の40%のデザインが変更されて いる。 これをデザインしたのが、「ジェフ・ローソン」、、「XJ220」をデザインした人物だ。 一般的に 判別しやすいのは リアのテール・ランプ形状(三角からスモークの横長タイプ) であろうが、フロントグリルからサイドリア・ウインドのデザインも異なる。 さらに 1993年: 前後独立「アイアン・バンパー」から、一体型のウレタン製の大型エアロバンパーに。 1996年:生産中止 こののちの「ジャガー」で当社が扱うモデルはなくなる。 さて、当個体の お話 ディーラー車 右ハンドル 貴重〜な「独立アイアンバンパー」「4.0L」 なにせ、91年5月〜92年末までしか生産されていない。 製造年月:「1992年2月」製造 国内登録:1993年2月 当社初入庫・個体 走行距離 :77.320km! ラスト記録簿しか残されていないが 2022年:2月2日:「76.300km」 2024年:2月8日:「77.100km」 車検取得したばかりで、それから、220kmしか走行していない。 「外装」: 「ウエストミンスターブルー」 王道カラー、コンメタ 塗装コンディションも◎!当然、事故歴無し。 全長:「476cm」 美しきクーペ 似たようなカタチをした他メーカーの「クーペ」って、、ありそうで ないでしょ? 「独立アイアン・バンパー」がクラシックカーっぽい。 「内装」: ディーラー物「4.0」は、全て、「ハーフレザー」仕様。 当個体は、「セヴィルグレー」=「ライトグレイ」レザーと「ツィード」のコンビ選択。 この「ツィード」が渋い。 「チェビオット・ツィード」という品で、 英国4大ツィード「ハリス」「ドネガル」「シェットランド」と「チェビオット」 英国とスコットランドの境の産地「チェビオット・ヒルズ」に棲息する「チェビオット・ シープ」のウールを原料とする。 本来、高価なツィードのジャケットに使うウール、、それをシートに、、 つまりは、座れば、温かみのある高級ツィードに包まれるわけだ。 こんな発想は、英国車にしかあるまい。流石「ジャグワー」 「4人乗り」で、実用度も高い。 内装のコンディションも極めて◎! 欠点は(この写真撮影時の時点)、シフトゲート廻りのウッドに ありがちなクラックが。 ウッド表面のクルア層が割れる現象で、熱を持ちやすいシフトゲート廻りは、クラックが 入りやすい。が、幸い、ジャガーのウッドパネルパーツは、安価で入手でき、この部分の ウッドパーツも1桁万円で入手できる のだか、今回は、このオリジナルウッドの 「杢」模様が虎柄で、極めて美しい ため、あえて、オリジナルウッドを「リペア」した。 この解説文を書いている時点で、ちょうど完成済み。 が、写真は、ビフォーのクラックあり写真で、↓ リペア後の実車を見て、比べていただき たい。ウッド職人の技はハンパじゃないから。 「機関系」: エンジンは、かの名機(XK120、140,150、Eタイプ・シリーズ1、Cタイプ、Dタイプなど など)に積まれた直列6気筒「XKエンジン」の進化版「AJ6」。3980cc。 「XKエンジン」の鋳鉄製ブロックから「軽合金製ブロック」に。各部も改良。 この「6気筒エンジン」が素晴らしい。 12気筒版との決定的な違いは、「熱」、12気筒モデルじゃオーバーヒートの季節でも 平気で走れる。地球温暖化に対応したエンジン。安心よ~ラッキー。 そして、何より、最後の「猫足」継承モデル! 「ダブルシックス」などで、その「走り」を形容する「猫足」 「猫足」の秘密は、 ブレーキ時に車体が 前方に つんのめらない:フロントの「アンチ・ダイブ・ノーズ・ジオ メントリー」システムと リアのディスク・ブレーキを車体の中心近く(デフの横)におくと いう「インボード・ブレーキ」、更に、リアのショックは、「左右2本づつ」という贅沢、、 重いディスク・ブレーキ一式を車体の中心によせることで、足回りが軽くなるというわけだ。 よく考えられたシステムで、、これは金と手間が掛かっている。 こういう目に見えない箇所に「費用」をかけるクルマは、名車の条件のひとつ。 走らせてみた: 整備したて、セル一発、暖機運転は大事。が、時間は掛からない。 「ストレート・シックス」、「シルキー6」と評されるBMW「E24」「635」の6気筒を よりマイルドにした感じ。 とはいえ、アクセルを踏みこめば、「XKエンジン」譲りのスポーツカー感は感じる。 必要にして十分な加速、音も静か。 気んもちいいわ~ ん?あっ でも、足回りのブッシュ類、なん箇所か交換要すね。コトコト音。 あとは、走る、曲がる、止る。問題なし。 総評して、このモデルを称すなら、「お上品」 粋なオヤジは、こういうクルマに乗るべきね。 現在の「ジャガー」は、インドの「タタモータース」傘下(2008年~) タタさんは、2009年に「10万ルピー」(当時20万円位)の「ナノ」という車が爆売れした ことでも有名な会社。しかし、、「ジャガー」の風格にあうクルマを作れるのか?? ジャガー「XJS」、、本物の「ジャガー」 入門車にも最適な「安心4.0L」モデル だが、日本生息台数は、極めて少ない。 まだ価格高騰もしていないし、乗るなら 今でしょ 「一時預かり人」募集〜 |