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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

LANCIA

  MAKER LANCIA 
  MODEL TEMA 8.32 
  YEAR 1983'
  EXTERIOR BLUE BLIZZAD


(ブルーブルザード)メタリック
  INTERIOR BROWN Leather

 
(ブラウン・ポルトローナ・フラウ)レザー
  PRICE \ ASK
  MILEAGE 24.335 km
  AMMENITIES


ディーラー車 左ハンドル   





水冷V型 8気筒 DOHC 32バルブ 2926cc



5速フロアMT









馬力 :200ps /6750rpm



トルク:26.8kgm /5000rpm



最高速:240km





全長:459cm


全幅:175cm


全高:144cm




重量:1410kg



定員:5人








*装備:





・「5速MT」



・「エアコン」・「パワステ」・「Fパワーシート」・「シートヒーター」



・前後「ディスクブレーキ」(ABS付)



・「DENON」CDオーディオ・「アルパイン」スピーカー










内外装機関共に超極上車!



車検:  2年付き渡し


 
  COMMENT



ランチア「テーマ 8.32」!





1987年~1992年の僅か5年間に生産された「8.32」。



フェラーリ「308クワトロヴァルボーレ」の「8気筒」「32バルブ」



を積むということで、「8.32」。



私の中では、マセラティ「メラク」のエンジンを積む「シトロエンSM」



と同格の変態中の変態車。









本来は、「テーマ・フェラーリ」として売りたかったようだが、「エンツォ」師匠が



許さず、「FERRRI」の名は、エンジンフードにのみ刻印されている。




まず、1986年4月、トリノのモーターショーでお披露目される。




が、実際の生産が始まるのは、翌87年1月より、、



市販に向けて、さまざまな改良をしていたわけだが、もっとも時間を要したのが、



「トランク内臓」の「可動ウイング」、、これを速度感知式で自動開閉にしたかった



ようだが、結局 うまくいかず、、手動式にて発売。





「8.32」は、ほぼほぼ 手作り車で、生産できるのは、1日に、6台ほど、、




ボディデザインは、イタルデザインの「ジョルジェット・ジウジアーロ」(テーマが)



内装のレザーは、この「8.32」で自動車業界初参戦のイタリアを代表する高級革



メーカー「ポルトローナ・フラウ」




この業界に参入したかったフラウ、、気合 入りまくりで、本当に好い革を使っている



天井は、「アルカンターラ」張り



ウッドは、「バー・ローズウッド」




エンジンは、「フェラーリ・308クワトロヴァルボーレ」の「V8 DOHC 32V



2927cc」(フェイズ2は、2926cc)




もちろん、このエンジンを まんま積んでいるわけではない。



ミッドシップエンジンをFFセダンのフロントに積むわけだから、数々の改良が



施されている。



思うに、一番大きな違いは、「308」のクランクシャフト、180度フラットプレーン



(スポーツカーには好いが)から、振動が少なくトルクがかせげる90度クロスプレー



ンに。これにて





「308」 : 馬力:240ps トルク: 26.5kgm  最高速: 「255km」



「8.32」 :  馬力:215ps トルク: 29.0kgm  最高速: 「240km」




トルク重視の街乗り仕様となる。




とはいえ、そのパワーは凄まじく、、タイヤがついていかない、、で、



このモデルのために、「グッドイヤー」が専用タイヤを開発する。



「イーグル・205/55VR」



だが、現在では、この以上の性能タイヤが普通に入手できる。






日本での発売では、




1988年1月から、「ガレージ伊太利屋」さんにて。




発売時新車価格:「950万円」。スタンダード「テーマ」の倍ほど価格。




「8.32」は、1988年9月、マイナーチェンジされる。(フェイズ2に)



国内販売は、1989年5月より、、この年「物品税23%」が廃止されて、価格は



「860万円」に。




それでも、同年の「ランチア・デルタ・インテグラーレ16V」は、「520万円」。



「8.32」は、ランチアの中では別格の高級車であった。





1990年になると、ランチアのディーラー権を「マツダのオートザム」が取得。



以後、生産中止の1992年まで、「ガレイタ」さんと「オートザム」さん 2社で販売



されることになる。 価格は、為替の変動で、「835万円」に。




そんなわけで、



「フェイズ1」のディーラー車は、「ガレイタ」物のみ。




「フェイズ2」は、2社、が、「オートザム」物には特徴があり、夏場のオーバーヒー



と対策のため、通常、エンジンファンが「8枚羽の黄色」に対し、独自に改良した



「白い大型の4枚羽ファン」に、、これを「熱対策ファン」呼ぶ。(マニアだけ)



これは有益らしく、あとから、交換した方もいるそうだが、作業難易度は高いらしい。




では、「フェイズ2」になってからの違いを





1. エンジンが改良されていて、エンジンフードのデザインも異なる。



2. 排気量が「2927cc」から「2926cc」に、「変速比」も異なる。



3. ヘッドライトデザイン(薄い)、ウインカーランプが下に配置。



4. サイドミラー変更(日本の村上開明堂)、電動格納式に +ヒーター内臓



5. ヘッドライトワイパー廃止



6. リア と サイドスカートの エンブレム廃止



7. サイドモールが太いものに



8. 重量感知式 リア ヘッドレスト




などなど(ほかにもあるけど)





一目で、なら、ヘッドライト と サイドミラーをみれば、である。




「フェイズ2」における個人的、最大の謎は、、「エンジンの改良」




「フェイズ1」の本国馬力は、「215馬力」、ガレイタさんも「215馬力」としていた



が、実際には、国内にきてから「触媒」を後付けしたため、この馬力はでていない。



「フェイズ2」では、謎の改良と「触媒付きモデル」をだし、「200馬力」に。



おそらく、D車の実質馬力に さほどの違いはないものと思われる。



が、データをみると、排気量も変速比も異なる。



より乗りやすく したとされるが、1日に6台程度しか作れない車に、そんな手間を、、



謎である。






「生産台数」:97’~92’




「フェイズ 1」: 世界「2370台」



「フェイズ 2」: 世界「1601台」   トータル:「3971台」





*国内のディーラー物は、、諸説あるが、「ガレイタ」物「130台」



 「オートザム」物「108台」説 が有力。






さて、当個体の お話:




1993年6月 登録 「オートザム」物 ディーラー車 左ハンドル。



1992年で生産中止(92’でフェイズ3になった時、エンジンがアルファV6エンジンに)



された「8.32」であるが、時は、まさにバブル崩壊期、、多くのディーラーで新車の



売れ残り続出、この個体など、まだ早い方の登録で、オートザムが最後に登録した



1台は、1996年になっていた。





走行距離: 「24.335 km」




記録に残るのは、車検証上記載の「2017年:11.100km」、「2020年:11.900km」



不思議なほど絶好調のバリっ物。




これほどの、超絶変態車の極上個体を 見逃すわけにはいかないさ。







外装:「ブルーブリザード」





塗装コンディションも素晴らしきかな。 保管環境の賜物。




「8.32」の外色は、5色、ほかは「グリジオ・クォーツ・ガンメタ」、「ロッソ・




ウイナー・ワインメタ」、「ネロ・黒」、「Verde Reflex・ブルーグリーン」




内、デイーラーでは、ブルーグリーン以外の4色が選択できたようだ。





全長: 459cm




小型で角ばった そのボディは、一見、ふつう~のセダン、、



が、さすがの「ジウジアーロ」、、緻密に計算されたデザインは、よくよく愛でると



オーラが ちゃいます。



手動の「リア・ウイング」が、「8.32」を象徴する。スイッチを押して、2秒ほどで



開閉する。 速すぎて、カメラ撮影が難しかったもの↓



サイドのコーチラインには、お約束があり、1本は、ボディカラーと同系色で、



1本は、「イエロー」と決まっている。 それも「手書き」よ。







内装は:「ブラウン」の「ポルトローナ・フラウ」レザー




この「内装セット」だけ買うと、「車本体」と「フェラーリエンジン」が無料でついて



くる状態。 それほど、「ポルローナ・フラウ」は高級品、、なにせ、あの



「カッシーナ」をも傘下に収める親分ですから当然ね。



「ポルトローナ・フラウ」の「南青山ショールーム」行って値段観てみ、腰抜かすから




このモデルを皮切りに、フラウは、車業界に進出するわけだけど、その後は、多くの



場合、「商売品」、、「コノリー」が最高の革を作って「ロールス社」に採用されて



名を売り、他メーカーには「商売品」を売って儲けた商法と同じね。グレードが ね。





当個体は、低走行車だけあって、オリジナルのまま ドキレイ!




革自体の経年変化は、良き味に、ウッドは、ドアレールにクラックがあるものの



それも、 わび さび の世界。 これが好い。




天井の「アルカンターラ」も豪華。 垂れもなし。




余談ながら、エアコン本体は「デンソー」、コントロールパネルは「アルプス・アル



パイン」、スピーカーも純正で「アルパイン」、



オーディオも「DENON」、、安心の日本製品。







走ってみた:




セル一発、、「8.32」専用デュアルマフラーが、フェラーリサウンドを奏でる。




やっぱ、エンツォ師匠は、最高の「作曲家」だわ。




とて、「308」ほど うるさくない。 こちらは お上品な高級セダン。




オートチョーク、エンジンが勝手に暖まるまで待機。




走り出す、、クラッチ軽いし、シートポジションも楽だし、トルクあるから、エンスト



もしないし、、こりゃ 乗りやすいっ。



アクセルを踏みこむと、、なるほど、、やばいね。




フェラーリだもの 当然、速い。



ただ、ブレーキ(前:ベンチレーテッド・ディスク、Rもディスク でABS付き)



が良く効くから、怖さがない。




「羊の皮をかぶった狼」の代表選手。




車好き、それも「変態車好き」なら、一生に一度は乗ってみるべきモデル。




それも、どうせなら、当個体のような極上ものがいいでしょ。




「8.32」って、国内じゃ なかなか見かけないけど、海外じゃ結構 売り物多し。



それも、10万キロ超えた個体が多い。



だから、なんとかなるんでしょね。たぶん、、知らんけど。





このモデル、、ふつう~の通勤に使うセダンを買う感覚ではいけない。




「フェラーリ308」の「4ドア・セダン」を買うつもりの覚悟で。






しかし、しかしですよ、、考えても見てください。



・「フェラーリ」エンジン



・「ポルトローナ・フラウ」



・「24.335km」の極上個体



・ マジもんの「羊の皮をかぶった狼」




が、隣の おばさんが買った「ベンツのBクラス」より安価で乗れるんですから。




こんな 好い話ないでしょ。



なにより、のちの「思い出」が ちゃうでしょ。






当社は、「強烈に思い出に残る車」専門店なのです。






では、「変態車好き1名様限定」で「一時預かり人」募集~!






まずは、お写真。怒涛の「166枚」を ご参考に↓