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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

TRIUMPH

 
  AUTO MAKER TRIUMPH 
  MODEL 1500 SPITFIRE CONVERTIBLE 
  YEAR 1977 
  EXTERIOR RED/BLACK TOP

(レッド/ブラックトップ)
  INTERIOR TAN LEATHER(合皮) 

(タン・レザー)
  PRICE \ 2.100.000→1.800.000
  MILEAGE
  AMMENITIES


並行 左ハンドル (国内初年度登録・平成5年)   


直列4気筒 OHV 1493cc 4速フロアMT 



全長:404cm

全幅:149cm

全高:114cm

重量:850kg

定員:2人



*装備:なんもなし。



内外装極美、機関、当社にて完全整備渡し、超極上車。  


車検:2年付き渡し

 
  COMMENT


トライアンフ「スピットファイヤー・1500」



イギリス空軍の名機「スピットファイヤー」(かんしゃく持ちの意)の名を持つ、こちらは

、トライアンフの名機「スピットファイヤー・1500」である。


現在では、「トライアンフ」というとバイクの方が有名かもしれないが、元は同じ会社なが

らバイクの方の「トライアンフ」は、まったく違う資本の会社である。


トライアンフの歴史は古く、1885年に、「シーグフリード・ベットマン」氏がロンドン

で興した貿易会社にさかのぼる。

主に自転車の輸入を手がけていたため、1887年には自社製の自転車を発売、ついで、

1902年には、「トライアンフ」の名を付けた自社製オートバイを発売する。そして、192

3年には、自動車も開発販売するに至る。

1936年には、オートバイ部門を売却したため、これ以来、自動車とオートバイの「トラ

イアンフ」は別会社となる。


この「トライアンフ」が、戦後、最大のライバル関係にあった「MG」の小型スポーツカー

「スプライト」と「ミジェット」(合わせて、スプリジェットと呼ばれる)を正に撃墜する

べき、「スピットファイヤー」の名を付けた小型スポーツカーを販売する。

1968年、当時、新鋭のイタリア人デザイナー「ジョバンニ・ミケロッティ」にデザイン

を依頼した「スピットファイヤー」マーク1がデビューする。



「スピットファイヤー」の進化(シリーズ)と生産台数は、、


1962年〜1965年   マーク1   1147cc   45.753台

1965年〜1967年   マークU   1147cc   37.409台

1967年〜1970年   マークV   1296cc   65.320台

1970年〜1974年   マークW   1296cc   70.021台

1974年〜1980年   1500     1493cc   95.829台




上記のとおり、このシリーズは、1962年から1980年と実に18年もの間に生産され

たのであるが、生産年が もっとも長い、ファイナルモデルにあたる当「1500」の生産台数

が群を抜いて多い。

このお陰で、コンディションの良い個体が、まだまだ残っているし、オーナー数も多いので

、パーツ入手も容易である。


ライトウエイトの如何にもイギリス車らしいオープンカー、、多くは、アメリカ西海岸へ輸

出されている。

当個体も、1993年にアメリカから持ち込まれた個体で、、下回りなどにサビやクサリが

ないのは、西海岸のように湿度の少ない地域で乗られていた証拠である。

スピットファイヤーは国内には,そんなに多く住んでいないが、全体としては玉数がある。

つまり、見えない部分が腐っていたりするような個体をレストアしている場合ではない、、

最初から、程度の良いものを見つけたほうが てっとりばやい。当時ディーラーがあり、た

まにディーラー車も

見かけるが、やはり、湿度の高い日本に住んでいた個体は、見えない箇所が、ひどいことに

なっている場合が多い。



当個体は、内外装レストアされてキレイなのはもとより、何より気に入ったのは、見えない

箇所のコンディションの良さ、、

下回りやカーペット下のボディの状態は、まったくもってキレイで、素性の好さがうかがえ

る。

見える部分や機関系が調子良い・って個体までは、そこそこある、、が、見えない箇所が◎

って個体は、稀にしかない。


機関系にも、一通り 手が入っている。

もっとも、直4・OHVのシンプルすぎるほどの、このエンジン、整備は至って簡単、素人

レベルの整備でも かなりの部分まで、直せてしまうであろう。

エンジンフードもジャガーのEタイプのようにガバッと開くタイプなので、整備性も良い。


では、下記より大量写真を↓





 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  

外色は、「レッド」。


近年、オールペイントが施されているので、十分キレイ。


幌も、おそらく その際、張り替えられていて、有り勝ちな透明ビニール・スクリーンが白っぽくなる曇りも、まっ

たくない。

手を加える必要箇所は見当たらない。


全長:404cm

ミケロッティ・デザインは今見ても新鮮、、リアフェンダーの盛り上がりがたまらない。この車、このラインが強調

される 後ろ斜め45°からのショットがベスト。



内装も、シート、カーペットともに、張り替えられていて、これまた現在でも十分キレイ。

室内は至ってシンプル、、この手の車は電気系統が少ないほうが好ましい。

エアコン、パワーウインドなんて、無いほうが安心。



全体を通して、唯一、手を加えようか悩んでいるのが、、インパネ(フェイシア・パネル)、本来、安そうなウッド

張りであるが、この個体は、その上から、バーウォールナットのシールを貼り付けている。ちょっと見は、豪華で良

いのだが、、、

オリジナルのウッドも しょぼいし、、いっそアルミパネル張りなんかにしたほうがカッコよさそうだが、、、これ

は、ご購入者の楽しみにとっておきましょ、、。



車名の「1500」のとおり、排気量は、1500(厳密には1493cc)、、

直列4気筒OHV、、この個体は、SUのシングル・キャブ仕様、ツインキャブ仕様などもあるが、もっとも単純な

パターンである。

まめに整備されていたようで、現在も絶好調であるが、、そこは、流石にシーザーさん、、個人売買ではないので、

万全整備でお届けいたします。




「スピットファイヤー」は、決して高級車ではない、お気軽に、古き良き時代のイギリス小型スポーツカーを楽しみ

ためのモデルである。

意外なほど、といって良いほど、小気味良い「走り」が堪能できるから、思わず、クラシックカー・ラリーにでもエ

ントリーしたくなるに違いない。


数あるイギリス車の中から「トライアンフ」が好きって方は、たいてい、あまのじゃくか変わり者、悪く言えば変態

である(私も含めて)。

そして、この小悪魔(性悪女)に文句を言いながら、つい顔はニヤけいるのだ、、、。


総評:この車は、人生を楽しむために存在する。