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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
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営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

VW-Type 2

  MAKER VW
  MODEL Type 2. DOUBLE CAB PICK-UP
  YEAR 1971' model
  EXTERIOR LIGHT BLUE & WHITE


(ライトブルー & ホワイト)
  INTERIOR BEIGE
 

(ベージュ)
  PRICE \ ASK
  MILEAGE          中古並行車にて「不明」
  AMMENITIES







US並行 左ハンドル (国内登録・2006年7月・国内2オーナー)






空冷OHV 水平対向 4気筒 1600cc(1580cc)




4速フロアMT(フルシンクロ)



 



全長:437cm



全幅:178cm



全高:191cm




重量:1240kg





定員:5人






装備: なんもなし

 









車検: 2年付き渡し



 
  COMMENT






VW「タイプU」




「ダブル・キャブ・ピックアップ」










ご存じ「カブトムシ・タイプ1」ベースのミニバン的「タイプ2」。




1950年3月、ジュネーブのモーターショーで初めてお披露目された、その小さなバス



は、たちまち世界中を席巻していく。



VW流に「T1」で始まり、現在の、「T7」まで引き継がれる。





当個体は、1967年9月より販売された新型モデル、通称「レイト・バス」



これにて、初期モデルは、「アーリーバス」と呼ばれる。





タイプ2には、様々な「カタチ」がある。




初期モデルでも、



基本の「パネル・バン」:サイド窓なし



「ピックアップ」:トラック的な



「マイクロバス」:自家用



「デラックス・マイクロバス」:天窓&スライディングルーフ付の豪華版



「消防車」「救急車」



などがある。







当「ダブル・キャブ・ピックUP」(ダブル・クルー)は、「シングル・ピックUP」



モデル(1952年~)に遅れる事、6年、1958年に追加される。




私は、タイプ2モデルにおいては、「アーリー」の「DXマイクロバス」中の「21W」



と「23W」にしか興味がなかったのであるが、、、この個体を見つけてしまった、、



この変態的神秘ボディに一目惚れしてしまった。




正直、実車を観るのも初めて、、街でも見かけたこともなし、、



なんて、なんて「変」なんだ、、気にったわ~




で、




今回は、この「レイト・バス」に話を絞ろう。





1967年より発売された、全てが新設計モデルながら、フロントが「一枚ガラス」



になったのと「顔」が少々異なる以外、「アーリー」とほとんど変わりなく見える。



が、実は全て異なるのだが、なによりの進化は、





「1600cc」の強力エンジン、専用のトランスミッション、リアサスを独立懸架式に、



や、フロント・ブレーキをドラムから「ディスクブレーキ」(1970年8月~)にする



などして、実用度が増し、「乗りやすくなった」ことであろう。




「レイトバス」は、1979年まで生産され、各年毎、輸出先仕様などで、細かく異なる



が、大きく分類すると「3種類」に↓






・「T2 1」:1967年~71年




・「T2 1.5」:1972年(リアランプが小さな楕円から大きな四角縦型に)




・「T2 2」:1973年~1979年(フロントウインカーがバンパー下からヘッドライト



                横に移動)





こうして分けると、個人的な理想ベースモデルは、「1970年8月以降のディスク付き」



で、「1972年以前の小さな楕円ライト」となる。




と なると、「1971年」モデルしかない わけだが、「ダブル・キャブ」の生産台数



は、モデルの中で(救急車や消防車の特殊車輛を除き)、一番少ない、、。






「アーリー」は、1949年~1967年前期までの間に、トータル「68.100台」の生産。




「レイト」は、1967年後期~1979年の間に、トータル「2.465.000台」も生産された



生産期間は、はるかに短いのに、この爆発的生産台数、、それこそ実用性と人気。




例えば、




・「パネルバン」:   「553.974台」



・「マイクロバス」:  「585.265台」



・「シングル・キャブ」:「247.317台」



・「ダブル・キャブ」: 「155.782台」






「ダブルキャブ」」自体が、全体の「0.063%」の生産台数、、




そして「ダブルキャブ」の「1971年モデル」の生産台数は「14.893台」しかない。



全体の僅か「0.006%」って、、こりゃ探して見つかる次元の台数ではない。



と、、あったわ ここに!







では、当個体のお話:




北米仕様 1971年モデル 左ハンドル  2006年 国内登録 後、2オーナー。




近年、セミ・レストアが施されている。





外装:




「ホワイト&ライトブルー」、オールペイントされているが、当社でも、気になった



箇所、少々仕上げ中~(この執筆中は、塗装工場)





荷台の左右ハッチは、本来 開閉するものだが、当個体は、固定してあった、、



塗装工場で元に戻す予定だったが、板金職人に反対された、、



この左右ハッチ、前後2ケ所の安易なフックのみで固定されていて、凸凹道などで



外れる可能性もあり、なにより、剛性が悪い、、とのことで、安全第一、固定のまま 



にします。



無論、リアのハッチは開きます。







全長:437cm は、当社的には、異常に小さい。



のだが、実車をみるとデカく感じる。全高:「191cm」のせいだろう。



にしても、相当に「変」なカタチだ、、










内装:





「ベージュ」ビニールレザー。



オリジナル風であるが、きれいすぎるので、どこかの時に張り替えたと思われる。



ボディオールペイント時に、室内もばらして、塗装されている。(写真参↓一目瞭然)



下廻りも塗装してあるし、なかなか がんばっている。



「フル」の新車戻し級レストアまでいかないが「セミ・レストア」済み。



「アーリー」の鉄板ダッシュパネルから、乗用車かよっ「3連メーター付きパネル」に





運転席に座ると、「アーリー」との違いがよくわかる。



あきらかに、ポジション的にも、ハンドルが回し易く、視認性も向上。



運転するのに、窮屈感がない。





ヒーターくらいは付いているが、、装備は、なんもなし(オーディオもカセット)



でも、いらんでしょ。



このシンプルさこそベスト・



あっ、ステアリングの割れ は気になるので、交換しましょか。





機関系:





「空冷OHV 4気筒 1600cc」エンジン  



フロントは、「ディスク・ブレーキ」で、リアは「ドラム式」。



マフラーは、交換されているし、エンジン自体も いじっているようだが、



これは、パーツ豊富なVWエンジンの楽しみの一つでもある。



専門店がわんさかあり、パーツ入手にも、改良にも改造にも、困らない。



これを整備できる工場も、日本中にあるから、気が楽~。



要は、「ビートル」の整備ができればいいだけだもの。







総評:





「アーリー」は、レストアされて、綺麗な個体を見かけるが、「レイト」では、あまり



見かけない。 その理由は、作り続けていて、珍しくなかったから と、



実用性が高すぎて、乗り続けているから、だろう。




「レイトバス」は、本国では、1979年生産中止で、後継モデル「カラベル」にバトン



を渡すが、なんと、79年生産中止後も「メキシコ」と「ブラジル」の「VW工場」



で引き続き作り続けた。実用のトランスポーターモデルのみだが。



が、「メキシコ工場」が、2003年に生産中止



「ブラジル工場」も、2013年、ついに生産中止。



こうして、新車入手は不可能となり、いよいよ「レイト」も「コレクターズ・アイテム



」の仲間入り。



こうなると、今後は、生産台数の少ない「ダブルキャブ」の価値が〜



の前に、乗り倒して遊びましょ。安いうちに。




ただただ眺めているだけでも、おもろい。



家族5人で、お出かけもできる。



リアシートの座面を外すと(写真撮り忘れたので、戻ってきたら撮影して追加UP)



座面下から、荷台下30cmほどまで広がる、広大な荷物スペースがある。



荷台の長さは、「1755mm」だから、サーフボードなら斜め置きしかできないけど、



このクルマが、海辺に佇んでいる姿、、想像しただけで、、渋いよね~






実は、超~貴重な「1971’ ダブル・キャブ」 知らなかったでしょ?





「一時預かり人」募集〜!








まずは、お写真、怒涛の「150枚」を、ご参考に↓