本文へスキップ

Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

ASTOM MARTIN

  MAKER ASTON MARTIN
  MODEL  
VANQUISU S



(ヴァンキッシュ・S)

  YEAR 2005'
  EXTERIOR
ONYX BLACK




オノキス・ブラック・メタリック)

  INTERIOR BEIGE(Leather & ALCANTALA)comb
  PRICE \ ASK 
  MILEAGE 30.450 km
  AMMENITIES



ヨーロッパ仕様 新車並行 左ハンドル





水冷V型 12気筒 DOHC 48V  5935cc





6速AT(パドル・シフト付き)







520馬力




最高速:321km






全長:467cm


全幅:193cm


全高:132cm



車輌重量:1900kg



定員:4人





装備:



Wエアバック、チルトハンドル、パワーシート&シートヒーター、



オートエアコン、エンジンスタートボタン、



タイヤ・プレッシャーセンサー、「スポーツ・モード」、他 





* ディーラー車ではオプションの「4人乗り」




後付け:




* カロ HDDインダッシュ・ナビ&地デジ& バックカメラ



* レーダー探知機



* ETC車載器






内外装機関共に 稀に見る 超極上車!




車検:令和6年(2024年)10月20日までのため(車検2年付き渡し)


 


  COMMENT







聖地「ニューポートパグネル」工場生産




最後の「本物アストンマーティン」




「ヴァンキッシュ・S」








古き良き時代の「アストン・マーティン」は、このモデルで終わる、、






まずは、アストン・マニアにとっての聖地「ニューポートパグネル」工場に触れておきたい



ロンドン近郊バッキンガムシャー州にある「ニューポートパグネル」は、地名である。



ここに、古風な赤レンガ作り、、とても有名自動車メーカーの工場とは想像もできない



アストン・マーティンの元・本社工場があった。




もともとは、1820年創業の名門「ティックフォード」というアストンなどを手がけた



コーチビルダーの工場であったが、1954年、当時のアストンのオーナー



「ディビット・ブラウン」が買収、1958年「DB4」から、すべてのアストン・モデルが



この工場で生産されることになる。



この工場には、一般的なベルトコンベアー・ラインなど存在しない。



熟練の職人が、ハンドメイドで もくもくと車を作っていた。



規模は、ハンドメイド時代のロールス社より小さく、モーガンより大きい・レベルの工場で



あった。



ここで、名だたる名車が生産されてきた、、、DB4に始まり、007で有名なDB5、DB6、



DBS、V8ヴァンテージ、V8ヴォランテ、ビラージュ、V8クーペ、V550、、



その全てのモデルが、歴史に名を残す傑作ばかりである。



現在のアストンは、過去の栄光を利用し、現行モデル名に 昔モデル名を使うが、それは、



血筋が繋がるものでは まったくない。










2003年フォード傘下時代に量産車対応、近代ラインを持つ「ゲイドン」新工場を設立、、



2007年3月、フォードは、経営権を「デビッド・リチャーズ」氏、率いる「プロドライブ」



とクウェートの投資会社に4億7900万ポンドで売却する。




そして、2007年7月




ニューポートパグネル工場・最後の生産車「ヴァンキッシュS」のファイナルモデルの完成と



ともに、この工場での全ての自動車生産を終了した。



その後は、全て「ゲイドン」新工場で「量産」されている。




ただし、「ニューポートパグネル」工場は現在も存在し、「アストン・ワークス」として、



過去に生産された全てのアストン・モデルのレストア、修理を行っている。



そこでは、数十年の経験を持つ熟練された職人のみが、今日も働いている。






前述のとおり、07年7月以降生産モデルは、全て「ニューポートパグネル」物ではない・



「量産車」だ。



少し フォローしておくなら、それでも(今でも)、他メーカーのライバル車、フェラーリや



ポルシェなどとは比較にならないほど 1台の完成までに要する時間は長い。








では、「ヴァンキッシュ・S」の ご説明を、、



2001年3月、ジュネーブのモーターショーで、新設計・12気筒エンジンを積む



「ヴァンキッシュ」がデビューする。




「ヴァンキッシュ」とは、「打ち勝つ」、「優れた力によって服従される」、「圧倒する」



などの意味を持つ。




ボディは、「カーボンファイバー」と職人によるハンドビルド「アルミ」で構成され、



460馬力、最高速:304kmを誇った。







このモデルはメーカーの予想以上の販売実績を上げることになるが、それは、



2002年公開の映画「007・ダイ・アナザー・デイ」でボンドカーとして採用されたこと



が大きいのではないかと思う。




映画に使われた「ヴァンキッシュ」は、タングステン・シルバーの個体で、ボンドカー史上



でも最高レベルの秘密兵器を備えていた。




フロントグリル内にはロケットランチャー、ボンネットダクトからはマシンガンが2機、タイ



ヤからはボタン 1つでスパイクが、、しかも4WDで氷上走行も可能、、



光学迷彩装置で透明になることもできるって、、むちゃくちゃな車であったが、



確かにカッコよかった。



余談ながら、このボンドカー、、エンジン廻りの装備が多すぎて、実際の12気筒エンジン



を積むことが出来ず、コンパクトな FORD製のV8・300馬力のエンジンを積んでいた。




大体、007シリーズは、ボンドカーにアストン・マーティンを使用すればヒット間違いなし



なのだが、、映画会社にも色々と大人の事情がある、、



アストンがボンドカーに採用されたのは、1987年公開「007・リビング・デイ・ライツ」



の「V8ヴァンテージ」「V8ヴォランテ」以来、実に15年ぶりであった。




この間の007映画「ゴールデン・アイ」と「トゥモロー・ネバーダイ」には、「DB5」が少



しだけ登場するが、あくまで、ボンドのプライベートカーとしてで「Q」製作のボンドカー



ではない。





このボンドカー(ヴァンキッシュ)、外見は、ほぼノーマルであったので、ジェームズ・



ボンドを気取りたければ、ただ「ヴァンキッシュ」をディーラーで購入すればよかったのだ






「ヴァンキッシュ」は、2004年5月、オプションで、「スポーツ・ダイナミック・パッ



ケージ」が選択できるようになる。




このパッケージは、シャーシを強化、ブレーキを強化(ディスクはF:355mmから378mm



に、、R:2mm厚、4パッドから6パッドに)、ステアリングのギア比は20%クイックレス



ポンスに、、ホイールは、12本スポークから9本スポークにして軽量、、



などが盛り込まれたものであった。




そして、




2004年9月23日、パリのモーターショーで「スーパー」バージョン、



当「ヴァンキッシュ・S」が登場する。



前述の「スポーツ・ダイナミック・pack」を標準で装備し、エンジンは、520馬力まで



チューン、最高速:321kmに達する、




歴代アストンの怪物マシンをも凌駕する最高速を誇る、



正にスーパーなヴァンキッシュであった。







内外装、ホイールにも変更を受けているが、詳しくは後ほど、、。



2007年7月19日、、「S」の最終モデル、「アルティメット・エディション」



(ほとんどノーマルと変わりないが)50台の内、最後の1台が完成する。



これにて、1958年から続いた「ニューポートパグネル」物・は終わりを告げた。



「S」は結局、僅か「2年と10ケ月ほど」の間しか生産されなかった。








生産台数:




「ヴァンキッシュ」 :1503台   新車時価格:2260万円




「ヴァンキッシュS」:1086台   新車時価格:2614万円










では、当個体の お話






ヨーロッパ仕様 新車並行 左ハンドル



2005年モデル、2005年5月 国内登録





以前弊社で販売させていただいた「シーザー認定号」



当初入庫してきた時、ディーラー車だと思い込んでいた が、ヨーロッパ仕様



だった。




なにせ、メーターパネルに表示するインフォメーションの文字が、日本語



カタカナ、、しかも、当モデルは、「ディーラー」も「並行」も車検証の



「型式」が「不明」記述、区別がつかない = ディーラーも並行も同じ。






走行距離:30.450km!





内外装機関共に、◎!




僅か 2年と10ケ月の生産期間、僅か 「1086台」の生産台数、、



海外じゃ、このレベルの個体、10万ドル以上ださないと買えない。



このモデルは、日本で買うに限る。





車種により、日本だけ妙に安価なモデルが存在するのだが、「ヴァンキッシュ




S」もまさに、そんなモデルの1台。




さあて、滅多に入庫することのない当モデル、




では、「外装」「内装」「機関」の 3つの項目別に




更に 詳しく 解説させていただこう。









それでは、下記より 写真「132枚」と共に 詳しく
  ↓



 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  



 


外装色:「オニキス・ブラック」





ブラックのメタリック。



日が暮れてみると、ブラック、、が、太陽光のもとでは、メタリック粒子がキラっと輝く。




もち、塗装コンディションも、流石に 低走行車、極めて ◎。





ボディ表面は、総アルミ、職人によるハンドメイド、、見えない場所にはカーボンが贅沢に



張られている。



カーボンは、エンジンルームなどで観ることができる。






ボディ・デザインは、「イアン・カラム」氏、




名門「ロイヤル・カレッジ・オブ・アート」出の秀才だ。




「DB7」も「DB9」も 彼の作品であるから、デザインに 同じような匂いを感じるが、



実際に比べれてみると、当「ヴァンキッシュS」は、高級感が違う。






一見、特有のグラマラスなボディと優れたデザインのお陰で、威圧感と共に、重量感を



感じるが、車重は、1900kgでしかない。





ベースになった「ヴァンキッシュ」と「S」の外見上の違いは、知る限り、、





まず、アストン・グリルのデザインが少々丸みを帯び、横に少し広くなった、



グリルサッシ・デザインも、細かかった格子目が、「S」では広くなっている。




ホイールも「S」専用デザインで、軽量化のために、12本スポークから11本スポーク



の鍛造アルミ・ホイールに変わっている。




1本だけスポークの数を減らすとは、、芸が細かい。




前述のとおり、フロントのブレーキディスクも大型化(熱耐久性はフロントで33%向上




リアで21%向上)、キャリパーも4ピストンから6ピストンに変更・強化されている。





リア・トランクリッドも若干デザイン変更されて、ハイ・マウントランプが組み込まれた。



空気抵抗係数も僅かながら向上したようだ。




こうしてみると、一番違いが分かりやすいのは、やはりグリル・サッシであろうか、、



もちろん、オーナーにとっての最大の違いは、、オレの車は「S」だ・という誇りと



満足度であろうが、、。





ホイール・タイヤは、フロント: 9J  255・40



            リア:10J  285・40





しかし、見れば見るほど、素晴らしいボディデザインである。




アストンの伝統を きっちり引き継いでいるし、やはり、職人が叩いて・曲げて・




作ったボディはオーラが違う。





車ってのは、「職人の魂」感じて なんぼ。







   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 





内装色:「ベージュ・レザー」と「ベージュ・アルカンターラ」のコンビ




この粋なコンビが、たまらない。



やっぱ、アストンは、お洒落じゃなきゃ。





ディーラーでは、オプションの「4人乗り」なので、リアにもシートがあり、車検証上も、



定員:4人




実際、大人が二人座るには、狭い が、お子さんなら問題なし。



それに、いざっ て緊急事態に、4人乗れるのは、有益。





内装コンディションも申し分なし。◎






この時代、お馴染みのコノリー社レザーは使用されていない(コノリー社は2002年



末で自動車メーカーへの革供給事業撤退)が、驚くべきことに、コノリーと同じ、



厳選したスカジナビア半島産レザーを採用している。



スカンジナビア産は、巨大牛の角を落とし、有刺鉄線なし、牛ハエからの被害もないので、



革にキズが極めて少ないのが特徴。



この拘りは、特筆もの!





更に、天井もアルカンターラ張りという豪華さ。



シート自体の骨組みは、なんとっ「レカロ」製で、表面に張られるレザーは、ニューポート



パグネルの職人が手縫い・という懲りよう。





「ヴァンキッシュ」と比べ「S」は、内装デザインも変更、、



目立つのは、センタコンソール・デザインの変更、、、




エンジンスターターボタンは以前の「赤」から透明のガラス・ボタンに、、、



イグニッションON、パドルシフトを手前に両方同時に引くと「ニュートラル」レンジ



に入る、、すると、このガラス・ボタンがLEDで赤く点灯する、、、、



で、ボタンを押してエンジンをかける。




他のレンジでは、点灯しないので分かりやすい。





スターターボタンの左右のボタンは、左から




「R」     :バック・ギヤ



「ASM」   :オートシフト・モード = ATモード



「SPORT」 :スポーツ・モード =各ギヤ変速を引っ張る =速くなるボタン



「WSP」   :ホイール・スリップ・プロテクション = スリップしない




であるが、




当「S」、ステアリングの左右横にある「パドル」でシフト・チェンジさせて走らせた方が



だんぜん楽しい。



右パドルを引くと、ギヤが1速上り、左シフトを引くと ギアが1速下がる。



慣れてしまえば、かなりクイックで豪快なスポーツ走行ができる。








スピードメーターは、340kmまで表示、



なんだが凄そうなスピーカーシステムも奢られている、、、




イギリスの貴族は、300km走行の世界でも、最高級の空間に包まれ、高次元の「音」で



音楽を聴きたいようだ。





最高の室内空間に座ると、まるで、世界最高峰のラグジュエリーカー、、




ただし、スターターボタンを押すと、、「ヴォン」と野太い音でエンジンが吠え、




空気は一変する、、まるで、野獣の呻き声のようだ。




この車がアストン・マーティン以外の何者でもないことを思い知らされる。



この 呻き声が、加速していくうちに声を変える、、



乗ったものでしか知らない世界が そこにある。




このモデルを所有して最も感動するのは、この痺れる「エンジン音」かも知れない。




英国貴族は、その血脈上、野蛮さを隠し持つ。




だから、「ストンマーティン」の味付けは、こうなり、「アストン」というクルマの




存在意義がある。





当個体、最新のインダッシュHDDナビ&地デジ&バックカメラも、、即戦力。





   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 





 
水冷 60°V型12気筒 DOHC 48バルブ  5935cc





当時、歴代アストン史上最強を謳って登場した「ヴァンキッシュ・S」。



スタンダード「ヴァンキッシュ」の460馬力エンジンを更にチューンした520馬力は



必要にして十分・の枠を超えている。これ以上必要あるまい。





馬力や速度の比較は、下記の通り、





               ヴァンキッシュ        S



 馬力             460馬力         520馬力





 0−100km          5.0秒          4.8秒


 
 0−160km         10.5秒          9.8秒


 
 80km−112km       8.4秒          6.5秒


 
 最高速            306km         321km


 
 空気抵抗係数          0.33          0.32







実際には、この数字以上に、ヴァンキッシュと「S」の操縦性は異なる。



それは「スポーツ・ダイナミック・パック」が「S」には標準装備されているからである。



強化されたフレーム、5mm地上高が下げられたスプリング、改良されたダンパー、




F:6シリンダーとしたブレーキ、20%もクイックレスポンスになったステアリングの



ギア比、etc、、



トータルした完成度は別次元である。






この怪物を、乗り手を選ぶことなく、誰にでも乗りこなせるようにしたセッティングは、



アストンの市場を大きく広げることになった。





速いだけの車なら沢山あるが、「ニューポートパグネル物のアストン」ともなると、



それだけではない、、、いや、むしろ「速い」のなんて、ただの おまけと化す。




英国貴族はもとより、世界中のVIPをも唸らせる室内空間と音、、極めつけは、




職人の技が香る「たたずまい」、、伝統工芸品なのだ。





眺めてよし、乗って ジェームス・ボンドを気取るもよし、、




非常に残念な お知らせ がら、、




弊社で マシンガンやロケットランチャーを搭載することはできないが、、。





これ以上に「スーツ」が似合うスポーツカーも他にあるまい。





私が、その昔 予想したとおり、「ニューポートパグネル物アストン」の価格高騰は著しい。




当初は、「DB5」が牽引した価格相場は、「ニューポートパグネル」物全てにまで波及、



もはや、海外から輸入してくるのは無意味なほど高額となった。







果たして、何台の「ヴァンキッシュS」が日本に住んでいるのか?




すっかり売り物も少なくなったから、すでに海外に 嫁入りしていった個体も多いのだろう






アストン・マーティンで、価格高騰する = 価値が残るモデル「方程式」





それは、





映画「007」にボンドカーとして登場した「ニューポートパグネル」物モデル




実は、それ、5モデルしかない。




1. 「DB5」



2. 「DBS」 69’



3. 「V8・ヴァンテージ」



4. 「V8・ヴォランテ」




5. そして、「ヴァンキッシュ」だ。






世界中の「007」ファンは、「アストン」ファンより、遥かに多い。



その彼らが、金持ちになったとき、乗りたいと思うのが、上記 5モデルなわけだ。



私だって、5モデル 全て 揃えたい。







「ボンドカー」「ニューポートパグネル物」




この2つが揃う最新モデルが、「ヴァンキッシュS」、、




なにもかもが 素晴らしい、、。