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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

ROLLSROYCEHEADLINE

SILVER DAWN

  MAKER ROLLS-ROYCE  
  MODEL SILVER DAWN 
  YEAR 1997’ 
  EXTERIOR ROYAL・EBONY


(ロイヤル・エボニー)メタリック
  INTERIOR SLATE/LEATHER & BLACK Piping
 

(スレート・コノリーレザーに ブラック・パイピング
  PRICE \ ASK
  MILEAGE 29.510 km 
  AMMENITIES


ディーラー車 右ハンドル 






V8  OHV  6747cc    



4速コラムAT





全長:541cm


全幅:189cm


全高:148cm



総重量:2360kg


定員:5人





*装備:



Wエアバック、チルトハンドル、ABS、前席パワーシート+シートヒーター



Fメモリーシート(4人分)+Fランバーサポート、ピクニックテーブル、



バニティミラー、他






*純正オプション装備:



・「全ドア・内張りウッド」



・「ラムウール・ラグ」ムートンマット




*後付け装備




・「ホワイト・ウインカー&サイドマーカーレンズ」(ノーマルあり)




・パナ「ゴリラ」ナビ&バックカメラ連動(傷つけず取り外し可)




・パイオニア「CDオーディオ」




・「ドラレコ」



・「ETC車載器」









内外装機関共に超〜極上車!




車検:令和7年(2025年)9月19日まで



 
  COMMENT







「シルバー・ドーン」







世界的にも極めて珍しいモデル「シルバードーン」。「銀の夜明け」




・「スピリット」の「10cm ロングホイール版」



もしくは、




・「スパーターボ」の「ターボ無し版」





発売は、1995年であるが、当初は、「北米市場のみ」での販売。



全世界に販売されたのは、1997年のこと。1998年:生産中止。






「シルバードーン」生産台数:





1995年  左Hのみ:「48台」



1996年  左Hのみ:「39台」



1997年  左H  :「60台」、+右H:「79台」:計:「139台」



1998年  左H  :「3台」、+右H: 「8台」 :計:「11台」





トータルでも、「237台」に過ぎないが、「95年」は、マイナーチェンジ以前もの



なので、カタチ(デザイン)も異なる。で、このカタチは、計:「189台」



が、実は、「96年」と「97年」も少し異なる。



97年で、Fシート座面を少し長くして座りやすくなってたりする。



で、厳密に仲間分けするなら、当モデル、計:「150台」のみ。



内、「右H」は、世界に「87台」。




因みに、「スパーターボ」は、97年~2000年の間、「442台」生産。






「シルバードーン」が国内に何台住んでいるのか??であるが、、おそらく、3台



くらい?かな



見たことはないから知らんけど、、。






じゃ どんな方が注文されたのか?



そりゃ「ターボ嫌い」の方でしょね



いそう、、ロールスにターボなんて けしからん って方が、、



だとすると、97年時点での選択肢は、「ドーン」しかない。




なにせ、97年には、「シルバースパー」は、「ターボ付き」「スパーターボ」に、



ターボ無しのショートホイール「スピリット」は、生産中止。



仮に「ロールス好きで、ターボ嫌い」なら、これしかない。




このモデル、前述の通り、「スピリット」の「10cmロングホイール版」。



装備も まんま「スピリット」



「スパーターボ」の「ターボ無し版」だとすると、、ないのは、「ターボ」と



リアの「パワーシート&シートヒーター」。あとは、おんなじ。廉価版ではない。




にしても、注文できたのは、「97年のみ」



98年には、後継モデルの「シルバーセラフ」が販売されるから。




今や人気の「SZ系ロールス」の「ターボ無しファイナル・セダン」なのだ。



集大成モデル!




















さて、当個体の お話:





1997年モデル 登録は、1998年1月。ディーラー 右ハンドル。




以前、当社で販売させていただいた「シーザー認定中古車」。




普段の点検・整備、車検も弊社担当 で、




現在:29.510 km




走行距離に伴う驚愕◎コンディション!







さらに、この「過剰品質エンジン」 & 「シーザー整備」 



これを 世間じゃ「鬼に金棒」と呼ぶ。






1904年 創業 「ロールス・ロイス」社



4ドア・サルーンにおける集大成モデルが、このモデル。




のちに、評価されることになるが、いまはまだ、「中古車」カテゴリー、



で、その「価値」「作りの凄さ」からすれば、超〜激安。




この流れは、ロールス社モデル、全てが通る道。



「シャドウ」も、一時期、激安「中古車」時代が経て、いまは、高騰の一途。



その前モデル「クラウド」は、さらに「シャドウ」の倍。





乗るなら、今が よきタイミングというわけだ。








では、当個体、下記より 怒涛の「168枚」と共に




「外装」編、「内装」編、「機関系」編 と 3つに分けて、更に 詳しく ↓





 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  





外装は、「ロイヤル・エボニー」。




ロイヤルなブラック・メタリック。



バリビカっ艶々! 傷なし。




ボディサイドには、内装カラーに合わせた グレー(シルバー?)色のコーチラインが2本入ってる。




当個体、前後のウインカーレンズとサイドマーカーレンズを「ホワイト」に交換。(ノーマルあり)




全長:541cm、、ロングホイール・ベース。



当社に過去入庫した「シルバードーン」は、この1台のみ。



ほかは、見たこともない。








96年時の大幅改良は、初めて(1980年以来)、ボディにまで及び、





・フロント廻りのボディプレス(左右フェンダー形状など)、



・前後のバンパー・一体式エアロスポイラー、



・ミラーがボディと一体式に、



・グリルが、2インチ、短くなった。



・グリルに合わせ、フライングレディは、20%小さくなる。



・アルミホイール(16インチ)ニューデザインに、



・マドガラス枠サッシにウェザーストリップが、、





などが変更に、





これは、全て 空力を計算した上での結果で、高速走行時の風切り音は、明らかに激減した。



ベントレーのモデルについては戦前から「空力」を考えたボディ作りがなされてきたが、こと ロールスの



モデルでは、この96年モデルで初めて考えてみたのではなかろうか??



ロールス社が素晴らしいのは、フロントのフェンダー形状まで変更されていることを 公表していないこと、



誰も気がつかない、、う〜ん、すごいな。武士は食わねど高楊枝。んなことやってたから、身売りするはめ



になるんだけどね。





95年以前モデルを、上記改良がなされた96’以降モデル仕様に後から変更(改造)するには莫大な費用を要



す、、一般的には不可能である。



SZ系までのモデルは、スタンダード・サルーンでも、開閉部(ボンネット・トランク・ドア4枚・給油口



)は全て「アルミ」製、戦後モデルの伝統であったが、この後のモデルから総スチィール・ボディとなる。



コスト・ダウンは、まず、見えない箇所から 行われるのだ。





しかし、今見ても SZ系ボディのラインは、なんと美しいことか







 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 

 






内装は、「スレート」コノリー・レザー。



に「ブラック・パイピング」




グレー・レザーである。



似たようなグレーカラーに「シルバー・ストーン」があるが、こちらは、それより色目の濃いグレーである




これに、パイピング、ダッシュ上部、カーペット、ムートンマットを 「ブラック」とする。



内外装カラーのマッチングは、まさに王道だ。





もち、オリジナルのまま「コノリー」レザー



とんでもなく素晴らしいコンディションのまま残されている。




まだまだ、数十年先まで使えるし、使わなくてはならない。




いまや新車では見ることは出来ない(2002年末でコノリー社は自動車メーカーへの革供給業務を停止)



コノリー張り、、ビニールやプラスティックの類いは、ほぼ使用されていない。




ダッシュボード、ハンドル、ウエリントンのカーペットの縁を飾る革まで、「コノリー」レザーだ。





ウッド=「バーウォールナット」も、クラックなしの奇跡コンディション!




80年ほど地下で暮らしてきた「クルミの木の根っこ」部、、それはそれは、美しい、、



当個体は、まだ、一度もウッドリペアを施していない、、



将来、ウッドリペアをする場合、、ウッド表面を0.数ミリ削って新品に戻すわけだが、ウッド職人さん曰く:



「SZ系ロールスのウッドは、厚いので、4回 再生リペアできる」そうな



生きてないから、関係ないけど、、






96年からのモデルは、内装も一新され、ロールス・ロイス・4ドアサルーンモデルとしては、初めてセン



ターコンソールがダッシュに繋がった。



これは、スパー&スピリット&ドーンは、完全なショーファードリブンの車ではない、ってことをメーカーも



暗示させたってこと。



ショーファードリブンの場合、運転手は後部シートに座るオーナーのドアを開ける際、左右どちらのドアか



らも内側から降りられる必要がある、、つまり、センターコンソールが切れていなければ、運転手が移動し



ずらい。



後ろにだけ乗るなら、リムジンが正しい。



コーニッシュは、先駆けて86年から、センターコンソールがダッシュに繋がったが、もちろん、コーニッ



シュは、オーナーが後ろに乗る車ではない。



で、当個体も、オーナー自ら、堂々とハンドルを握ってよし。



運転手に見られそう、って?、、後ろにお乗りになるオーナーは、とっくに、正しいリムジン(ファンタム



やパークウォード)の後ろに お乗りになっているので、ご心配なく。






もう一つ、96年以降のSZ系モデルの内装で特筆したいのが、、




「バー・ウォールナット」張り部分の面積の拡大、、



センターコンソールが繋がったお陰もあるが、、高級感UPとともに、より、クラシカルになった。



オーディオ部を「ウッド」のフタで隠したり、灰皿部を「ウッド」で隠したり、、芸が細かい。



左右シンメトリー張り(ブックマッチ製法)ウッドの伝統工芸も健在。



更に更に、当個体は、純正オプションの「ドア内張りウッド」を選択。ナイスなセンス。



より豪華っ!




プラス後付け装備で、パナの「ゴリラ」ナビ&TV。(これは、傷をつけず、取り外せる)



これに、「バックカメラ」連動。



「ドラレコ」に「CDオーディオ」「ETC車載器」







後部のエアコン吹き出し口が追加されたのも96’以降から、、些細なことだが、後ろに座る方にとっては、



素早くエアコンの恩恵を受けられることになった。






96年モデル以降、「チルト・ハンドル」が採用された。(上下のみだが)



これは、私のようなマニアにとっては、衝撃的出来事で、、、



以前は、「あなたのほうで、クルマに体系を合わせてください」 だったのに、、



96年、ロールスは、天空から、地上に舞い降りた。




 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 




生粋のロールス・ロイス製V8・OHVエンジン。






1959年発売の「ロールスロイス・クラウドU」で初めて搭載された伝説エンジン。





100万マイル耐久設計と呼ばれ、恐ろしく屈強な、このエンジンは、「ベントレーアルナージ」シリーズ



に引き継がれ、その後の「ミュルザンヌ」にまで、進化しながらではあるが、引き継がれていた。



が、2020年、ついに、現オーナー「VW社」は、ロールス製エンジンの廃止を決定。



この儲からないエンジンを使い続けた理由は、「格式」の継承のみ。



近年は、VW製エンジンの「ベンテイガ」がバカ売れで、「格式」無しでも やっていける自信ができた



ようだ。






2人1組で80時間を要してハンドビルドされる、このエンジン、、過剰品質も いいところで、100年先



まで考えていた「ロールス」社でなくては、作るものはいない。



10万分の一の精度まで追求、、ビスの1本まで、自社生産、、そして、そのビス1本のクォリティは、



ざっと、ジャガーの5倍ってところだろう(徳大寺さん曰く)。




このエンジンが、飛行機のエンジンなら理解できるが、、



実際に、ロールス社を訪問した際も「クルー」工場内で、航空機エンジン・パーツの一部を作っていた。



工場内を案内してくれたロールス社の広報の方 曰く



「自動車のエンジンを作るのも、飛行機のエンジンを作るのも 弊社にとっては同じことです」





スタンダードの4ドア・サルーンにして、職人の魂が宿る。





「シルバードーン」、、本物のロールス・ロイスである。





当個体、前オーナー様の優れた保守、管理の お蔭で、次に オーナーになられる方は、最高に気分よく 



お乗りいただける。








当社で ご購入いただく最大のメリットは 2つ ある。



1つは、



車に 間違いがない ってこと。





もう1つは、



間違いない車に施される ご納車前「240項目・点検・整備」無料



ここまで、整備してから、販売する車屋は 世界にない と自負している。









余談:




「シルバー・ドーン」の名前






*まず、「シルバー」の名は、古い歴史を持つ、、



1906年11月のモーターショーでデビューしたロールス・ロイスの新作モデル「40/50」hpは、その



性能を宣伝するため、




1907年6月、ロンドン・グラスゴー間 15000マイル(24000km)・ノンストップ・ラン・レースに



挑戦する。



結果、14392マイル(およそ23.000km)という驚愕の距離をノンストップ(ガソリンの給油時以外)で



走破し、ロールス・ロイスの信頼性を世界中に知らしめる。



この時の、ボディ・カラーが「シルバー」、、




ロールス社は、音も無く静かに走行する車・という意味を込め、、この車に「シルバーゴースト」と命名し



ていた。



この「シルバーゴースト」から全てのロールス・ロイスの伝説が始まる。



そして、戦後モデルから、ロールス・ロイスの4ドア・サルーンは「シルバー」の名が頭に付くことが伝統



となる。




「シルバー・ドーン」


「シルバー・レイス」


「シルバー・クラウド」


「シルバー・シャドウ」


「シルバー・スパー」


「シルバー・セラフ」




因みに前述の1907年式「シルバーゴースト」は、1948年にロールス社に買い戻され、たしか、日本



にも2度ほど来日したことがある。



この車、すでに100万km以上を走行しているはずであるが、、いまだに、音も無く静かに走行する。





そして「ドーン」の名は




最初に使ったのは、戦後、ロールス初のスタンダード・サルーン、1949年発売「シルバードーン」。



当モデルで、2回目の使用。




そして、現在、BMW率いる「ロールス社」が、2016年に発売した「2ドア・オープンカー」の名が、



「ドーン」、同じ。



もっとも、ロールスの名を買収したBMWが最初に出したモデルが、「ファンタム」、、、



そして 「ゴースト」



つぎに 「レイス」



つぎに 「ドーン」




VWも、「フライングスパー」とか、ロールス・ベントレーの過去のビッグ・ネーム・モデルを再利用して


いる。





それほど、「過去」の本物モデルが すごい「名車」だったってこと、、




当「シルバードーン」もまた、間違いなく「名車」なのである。