株式会社シーザートレーディング
TEL.042-480-2222 (営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12
MAKER | BENTLEY |
MODEL | TURBO RL |
YEAR | 1993 |
EXTERIOR | BLACK (ブラック) |
INTERIOR | TAN&BROWN- LEATHER (タン&ブラウン・レザー)) |
PRICE \¥ | ask |
MILEAGE | 80.927km |
AMMENITIES | ディーラー車 右ハンドル V8 OHV 6747cc・ターボE/G 4速フロアAT (スポーツモード付) スペック:「必要にして充分」 全長:538cm 全幅:189cm 全高:148cm 車重:2390kg 定員:5人 装備: Wエアバック、フロント:パワーシート、F:シートヒーター、 F:シートメモリー(4人分)+ランバーサポート、バニティミラー *ピクニック・テーブル *コンビ・ハンドル *フライングBマスコット *グリーン・バッジ(93’モデルのみの) *HDDインダッシュナビ・地デジTV *バックカメラ *ETC車載器 内外装極美、機関・当社にて完全整備渡し、超極上車。 車検:2020年 11月26日まで |
COMMENT | 「ベントレー・ターボRL」 解説: 一時は無名に等しい存在になった「ベントレー」の名を世界中に知らしめた世紀末 救世主「ターボR」!のロング・ホイール。 「ターボR」のベースモデルは、一般的にSZ系と呼ばれている。 「シルバーシャドウ」(65’〜80’)=ベントレー「T」シリーズの後継モデルで、 1980年から1998年の間、実に18年間にも渡って生産されたロングセラー モデルであった。 だが、一口に「SZ系」といっても多種多様な進化を繰り返している。 その内容・改良点を羅列すると2千箇所ほどにも及んでしまう。 これが、妥協という言葉を知らない ロールス社のすごいところでもある。 18年間の中でロールス版モデルは、3度だけ、モデル名を変えた。 それは、90年の「スパー2」、94年「スパー3」、96年「スパー」であるが、 ベントレーモデルの場合、困ったことに、シリーズが更新してもモデル名を変えて いなかった。 だから、「ターボR」と言っても、どのシリーズのものなのかは分からない。 イギリスの販売店などでは、独自に「ターボR・シリーズ2」などと表記している 店もある。 ターボRと名が付くモデルは、1985年に誕生してるが、 80年代の進化は、割愛させていただき、 90年代の「ターボR」大きな進化箇所のみを おさらいしておこう 1990年: オートライド・サスペンションやインフォメーション・コンピューター・パネルの 採用で「シリーズ2」に 1992年: 3速AT(GM400)から 4速AT(GM4L80−E)へ 1993年: ベントレー・モデルのみ、コラム・シフトからフロア・シフトに!! この変更で、ベントレーは、完全にオーナードライバーズ・カーと認知される。 1994年: ダイレクト・イグニッション・システム採用 ベントレー4ドア・モデルの「ボンネット」からセンターメッキモールが廃止される。 これで、見た目にも、ロールスとは違うモデルであることを強調。 内装デザイン変更。Wエアバック採用 1996年: 16年ぶりの 大型改良・ターボ・モデルは水冷インタークーラー付きとなり、 戦後初めて、馬力やトルクなどのスペックを公表する。 ・ボディも改良・・・一体型ドア・ミラー採用、フェンダーデザイン変更、大型 エアロ・スポイラー採用、グリル・デザイン変更、内装デザイン変更、 ・アルミ・ホイール・デザイン変更(17インチ) ・内装デザイン変更。 ・ロールス・ベントレー初の「チルト・ハンドル」採用 1997年: ・大型キャリパーのハイパフォーマンス・ブレーキをターボ・モデルのみ採用 これに伴い、96年ホイールでは、ホイール内側にキャリパーが当たってしまう ため、またも、ホイール・ザイン変更(17インチ)。 ・セキュリティシステムの強化。 ・カタログからショートボディの「ターボR」が消える 「RL」のみ販売。 1998年: ・「ターボRT」発売。(コンチTスペック・エンジン) 「ターボRL」もカタログから消える(生産中止)。 1998年:新型モデル「アルナージ」にバトンを渡す。 と、こんな感じ。 「ターボR」というモデルに乗ろうと思ったら、継ぐに考えるのがこの中↑の どのモデルに乗るか?となる。 正直、1988年以前の「ターボR」に乗る「意味」は、これから始める方にとって は、皆無である。 完成度が低いから、維持費も掛かるし、費用 対 効果が合わない。 間違いなく、89年〜のモデルに限る。 あとは、「ご予算」のみ。 うちで扱ってる個体であれば、「ハズレ」はないから、どれでもOK。 とはいえ、 今回は、93年モデルの解説であるから、「93’」を褒めるとしよう。 93’モデルは、いいとこだらけなのである。 まず、外装塗装は、91’までの「ラッカー塗料」から「ウレタン塗料」 になっているので、管理は楽チン。 昔ながらのクラシカルなボンネット「センターモール」が付く最後の年モデルだし、 93年モデルだけの「グリーン・バッジ」も良い。 そして、フロア4速AT! 以前モデルにはなかった「S」スイッチ=「スポーツ・モード」= 「速くなるボタン」付き=走りが楽しくなる。 そしてそして、一番良いのが、エンジン・ルーム! この「93’」が、伝統の美しきV8のアルミ・ヘッドを拝める最終モデル。 94’〜は、プラスチックのカバーで覆われ、もはや、ボンネットを 開ける楽しみはなくなった。 しかも、シンプル構造で、維持費も安価とくる。 良いとこだらけの93’であるが、この年モデルは少ない。 生産台数をみてみよう。 「ターボR」の生産台数 1985年〜1997年 :「4458台」 「ターボRL」の生産台数 1985年〜1997年 :「1524台」 年代別に 「R」 「RL」 1990年 921台 147台 1991年 761台 318台 1992年 168台 76台 1993年 141台 62台 当「93’ターボRL」の少なさが ご理解いただけよう。 因みに、93年「RL」62台中、「右ハンドル」は、「38台」のみ。 当個体は、世界「38台」中の1台なのだ。 さて、当個体の お話 ディーラー車・右ハンドル 「シーザー認定号」 そうなると、「80.927km」の走行距離など関係なし。 もう説明など不要なほど が、真面目なので、ちょっとだけ 外装は: 「ソリッド・ブラック」 この年式で、このカラーは滅多にない。 塗装コンディションも素晴らしい。 ウレタン鏡面仕上げの塗装面は、ソリッド・ブラックが一番美しい。 ブラックというカラーは、実は、難しい技術を要し、最も職人の腕が診れるカラー、 ロールス社が世界一だ。 ロボットが塗装したものとは次元が異なる。 仮に、弊社塗装ファクトリーで、この塗装を下地から忠実に再現して塗装し直すなら、 この個体の現在・販売価格ほどの費用を要すことになる。 忠実に再現はできる が、 いや、それでも、うちとしては採算が合わない。 それほど、ロールス社の塗装は、すごい。 全長:538cm 大きいと感じるだろうが、乗ってみると、そうでもない。普通のクルマ。 ハンドルが やたらと切れる(ジャガーとは違い)ので、狭い道でもお手のもの。 内装は: 「タン」レザーに「ブラウン・パイピング」。 これまた、珍しい配色である。ディーラー物の「右」というだけで、 最初からのオーダー物と分かるが、なかなかの洒落物オーダーだ。 ダッシュ上部の「ブラウン」&パイピング「ブラウン」が効いている この時代の「コノリー」は、とんでもない代物だ。 二度とは入手できない。(似たような品しか) 当個体においても、オリジナル・コノリーが絶好調に生き残っていて、走行距離を まったく感じさせない。 仮に、この内装レザーを弊社で、総張替えするなら、まず、英国の「コノリー」の 名を継ぐ革屋から、93’当時コノリーを特注するところから始めなくてはならない。 現在販売している革(オートラックス)は、当時の質感とは異なる。 店主曰く: 「英国中の車屋が、この革を使ってロールス・ベントレーをレストアしてる」と いうが、 「いいや、違う。当時の革は作れないのか?」と食い下がると、 「そこまで拘るのは、おまえくらいだ、、」 「、、、作れるよ」 と きた。 そう、特注すれば、「クラウド」レザーも「シャドウ」レザーも作る技術を持って いたのだ。 それをオーダーする どうかしている奴が いなかっただけだ。 もち、国産レザーの数倍の費用、しかも、それを忠実に張ることのできる職人は 一人しかしらない。 職人の手間賃は、コノリー代と、ほぼ同額ほど要す。 総額は、この個体価格より、かるく高額となる。 言い換えれば、当個体は、不当に安価だ。 あっ と、当個体の内装レザーを総張替えする時期が来るのは、気が遠くなるほど先 の話ですので、ご安心を。 これほどの個体に 更に、ご納車時には、「シーザー・ファクトリー」で怒涛の 「240項目 点検・整備」が施される。 このあたりのモデルを診せたら、世界でもトップクラスの腕を持つ弊社自慢の熟練 メカニックの整備は無料だ。 この年式モデルは、日常の足代わりに最適。 じゃんじゃん乗って「ターボR」の 何たるかを体感して欲しい。 世界のVIP、それもピラミッドの頂点に君臨する方々を唸らせた その実力は、 ハンパなものではない。 で なければ、天下のロールス・ロイスとの生産比率を逆転させたことなど できるわけがない。 「ターボRロング」の本来の使い道は、月曜日から金曜日は、運転手付きで会社の 通勤に使い、週末は、自身でハンドルを握り家族を乗せて お出かけ用 だ。 だが、今現在は、ダメ このモデルの なによりの特等席は、ドライバーズ・シートだ。 むしろ、後に乗るのが、もったいない。 それほど、運転すること自体が楽しい車なのだ。 後部シートには、ご家族、ご両親、ご友人を、ぜひっ 喜ぶよ~ 流通価格こそ安いが、物の価値は 値段ではない。 この「ターボRL」を乗っていて、例えば、信号待ちで 隣に 現行・新車の ベントレーが停まったとしよう、、相手のオーナー様は、あなたの10倍の値段で ベントレーを入手したわけだが、、 はたして、どちらの車の方に 満足感があるのか?? 10分の1の当個体には、 もはや入手不可能な史上最高・最上のコノリーレザーが、隅々まで張られ、 芸術の域に達する熟練・職人のバーウォールナットの仕上げ技、 ビスの1本にまで妥協を許さなかった最善のクォリティ、、 この室内空間に掛かっているコストは、桁違いなのだ。 そして何より、職人の「魂」が込められている。 この「魂」は何物にも代えがたい。 だから、「値段」など関係ない。 サー「フレデリック・ヘンリー・ロイス」の言葉 「価格は 忘れ去られても、品質は存続する」 それでは、怒涛の「写真89枚」を ご参考に ↓ 一時預かり人 募集~! |