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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

HERITAGE-JAGUAR

 
Heritage- JAGUAR 
MK-2(3.8) 
1963
DARK-BLUE

(ダークブルー・メタリック)
LIGHT-GLRY LEATHER 

(ライトグレイ・レザー)
ASK 
-再生新車にレストア後


24.345マイル=38.952km





本国仕様・右ハンドル (国内96年登録)



水冷直6 DOHC 3781cc 3速フロアAT、






馬力:220HP/5500rpm,



トルク:33.2kgm/3000rpm、最高速:201Km,



全長:457cm,


全幅:166cm,


全高:143cm



車重:1510kg


定員:5名




フルレストア


装備:


インジェクション仕様、パワステ、リモコンキー(集中ロック)、埋め込み式クーラー



、ワイヤースポークホイール、CD、ETC車載器、他



内外装機関共に稀に見る超極上車






車検2年付き 渡し








 









「ヘリテイジ・ジャガー マーク2 3.8」








名車「マーク2」の最強バージョン「3.8」を、ジャガーレストア屋の御三家(ビーチャ


ム、ヴィカレッジ)ニュージーランドの「ヘリテイジ」社がフルレストア!









当個体は、1996年に「ヘリテイジ日本事務所」が自社の広告宣伝用として 再生新


車レベルにまでレストアされた「ショーカー」、、そのものであるが、このパターンの


レストアモデルを「ショーカー」という販売名にしていたふしもある、、??



この個体の ご説明の前に、まずは、「マーク2」自体のご説明から始めたい。




ジャガーマーク2は、1955年に発表されたジャガー初のスモールサルーン「2.4」



「3.4」(後にマーク1と呼ばれる)の改良版モデルで、1959年の発表後、



1967年までの9年間にトータル「83.980台」というジャガーとしては記録的



な生産台数を生んだヒット作であった。






マーク2には、3つのモデル(エンジン・バリエーションにより)があり、



排気量の小さい順に「2.4」、「3.4」、そして当「3.8」が存在した。



それぞれの数字は、そのまま排気量を表す。



ベースエンジンは、XKシリーズに詰まれ、今だ評価の高いDOHC・XKエンジン。



「2.4」は、120HP、「3.4」は、210HP、「3.8」は、220HP、






この「3.8」で、ジャガーサルーンモデルとして初めて最高速200kmの壁を越え、



一躍世界トップクラスのサルーンモデルの仲間入りを果たした。





「3.8」モデルのみの生産台数は、





左ハンドル:14.758台



右ハンドル:15.383台でトータル:「30.141」台。





1922年に、「サー・ウイリアム・ライオンズ」によって設立された「スワローサイ


ド・カンパニー」がジャガーカーズ社の起源、自社ブランドの自動車を発表したのが、


1931年、ジャガーカーズLtdの社名となったのが、1945年、、その後、数々


の名車を世に送り出したジャガーであるが、なぜか、コレクターズアイテムとして評価


されるのは、2ドアモデルばかり(XKシルーズ、C、D、Eタイプ等など)、、現時


点をもってしても、歴史に名を残す4ドアサルーンモデルは、「マーク2」のみと思わ


れる。




この名車をニュージランドの「ヘリテイジ」社がレストアしたのであるが、このレスト



ア内容が凄まじい、、。




レストアの経過写真が、ちょうど100枚ほどアルバムとして付いている。



まず、ボディ、機関系を完全にバラバラにし、ホワイトボディとした状態からレストア



は始まっている。



ボディは、総剥離の上、下地も完璧に仕上げ、オールペイント、、



足回り、ブレーキなどは、新品パーツに交換されている。



エンジンも完全にオーバーホール、、多くのパーツが新品に、、。



ミッションもオーバーホール、、と言うより、全ての機関系パーツは新車レベルに再生



、もしくは新品パーツに交換されていて、手をつけていない箇所はない。




シートは「XJ6」のものを利用・となっている、、骨組みから再生され、本皮張り仕



上げ、、リクライニングできる。




国内で、このレストアの域を超え、再生新車といえる作業を施したなら、とんでもなく



高額な請求書が届くのは確実であるが、、



この車の1996年時の販売価格は、ある意味格安で、




車輌本体価格:1480万円(諸費用別途に623.432円)也。




この金額だけ見ると高額ではあるが、作業内容を実車及びレストア写真で見てみると、



、安い!



これは、物価、人件費の安いニュージランドで製作したからに他ならない。



ご存知の通り、ニュージーランドは、イギリス領であったから、多くのイギリス人が移



住しているせいで、これまた、多くのイギリス車が住んでいる。




特にクラシックカーが多く、日本にも多くの英国クラシックカーが輸入されている。



そのせいか、優秀なレストア職人、会社が多いことで有名で、前述したジャガーレスト



ア屋の御三家も全てニュージーランドの会社である。



クラシックーカー天国、ニュージランドには、現在でも世界中から、レストアのためだ


けに車が送られてくるという。







さて、当個体の もう一つのセールスポイント、、



200万円相当のオプション装備、、、




・F:XJ6リクライニング・シート&ヘッドレスト     240.000円



・オーディオ(CD&4スピーカーシステム)        150.000円



・リモコンキー(フロントのみ集中ドアロック)       170.000円



・「ヘリテイジ」オリジナル、リア熱線入りウインド     180.000円



・「ヘリテイジ」オリジナル、ルーフアンテナ        20.000円



・センターノックオフ                   27.000円



・本皮仕上げコンソール                   10.000円



・バーウォールナット仕上げシフトノブ            13.000円



・バーウォールナット仕上げセンターゲージパネル       50.000円



・XJ6ボルト計(外見はオリジナル)            10.000円



・「コニー」製ショックアブソーバー(調整機能付)4本   80.000円



・「ヘリテイジ」インジェクション・システム        980.000円



・ハイマウント・ストップランプ               15.000円










因みに「ヘリテイジ」の標準装備には、まるでオリジナルのようにキレイに取り付けら



れた「クーラー」と「パワーステアリング」が含まれている。



さらに、ありがたいのは、ATを 「XJ6」のものに交換している・こと。



オリジナルの「ボルグワーナー」製は、メカニック泣かせ、




この個体なら、誰にでも楽勝に整備できるし、整備性も良い。







当個体のベースは、1963年にイギリス(ニューヨーク州)でデリバリーされた本国



仕様、右ハンドルの「3.8AT」。



いつ ニュージーランドに渡ったのかは不明であるが、、



1996年に、レストア完了、ニュージーランドでのテスト走行を含み「850マイル」


=1.360kmの時点で国内に輸入されてきた。



現地での馴らし運転終了の段階で販売されている。



現在、24.345マイル=38.952km、、



以前当社で販売させていただいた「シーザー認定中古車」




整備も当社認証工場「シーザーファクトリー」で担当、、安心。



もっとも、今回も ご納車前には、もう一度、怒涛の整備が施されることになる。





それでは、下記より写真69枚と共に 更に ディープに 解説 ↓







 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   



外装は、「ダークブルーメタリック」。




前回の入庫時(4年ほど前)、仕上げてある。




当社 塗装ファクトリーで、ほとんどオールペイントしてあるから、いまでも、まったくキレイ。



1990年代に「ヘリテイジ」社がホワイトボディの下地から完全に仕上げてくれている個体であるから、



普通の「マーク2」とは、わけが違う。



それは、シャーシをみれば分かる。



もっとも安心して乗れる旧車の1台である。







全長:457cm、全幅:166cm、全高:143cm。



日本向きの小型ジャガーで、取り回しは至って宜しい。



マーク2の根強い人気の秘密は、やはり、このボディデザインと実用性の高さ。 



某国内自動車メーカーが、マーク2そっくり号を販売した理由も、ひとえに、「マーク2」が、かっこいいか



らでしょ、、、信号待ちで隣に本物に並ばれたら立場がなさそうだが、、。




マーク2の後継モデル「240」「340」(67年から69年)も、ごっちゃにしてマーク2と呼んでいる方もい



るが、それは、マーク2の廉価版モデルで、外観上では、大型メッキバンパーではなくなり、ワイヤースポー



クホイールもやめ、内装の本革はビニールになる、など、、残念ながら歴史に名を残すモデルではない。




近年、ジャガーは、マーク2をイメージしたSタイプやXタイプのコンパクトサルーンを投入してきたが、



やはり、マーク2のオーラには到底かなわない、、ジャガー社がBMCグループと合併する(66年)以前、




「サー・ウイリアム・ライオンズ」が全盛期のころに作られた本物には、敵うはずもないか、


 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   






内装は、「ライトグレー」・レザー。













もちろん、本革、、内装レザーは手を加えることなくキレイなまま、、










「XJ6」のシート骨組みに新品レザー張り、シート脇のレバー1本の操作で、完全にリク







ライニングさせることができるのは、オリジナルにはない便利装備。






座り心地、ポジションにおいても、近代的人間工学に基づいて作られているから、







当然、楽、、長距離ドライブのおりには実感できよう。









当個体、現時点での唯一の欠点は、「ウッド」、、そろそろ、日焼け&クラックが目立って






きている。これは、、全リペアしようと思っている。(現状でOKの方は、お値段で相談)















センターコンソールは、本革、ヘリテイジ・オリジナルで、ウッド・シフトノブのシフトゲ






ージ(XJ6のを流用した3速AT)、クーラースイッチと集中ロックスイッチを配置して





いる。














ステアリングは、マーク2の細身のものから、スポーティーな「Eタイプ」のハンドルに






交換してある。








当モデルは、パワステ付きであるので、マーク2用より口径の小さい、こちらのハンドルの






方が操作性が良い。










フェイシアパネル中央のメーターとスイッチは、、






上段、メーター左から、電圧計、燃料計、ライトON/OFF、電圧計、水温計。








下段、スイッチは、左から、室内灯ON/OFF、メーターライト強弱、ヒーターファンス





ピード、シガライター、スターターボタン、マップライト、ワイパーON・OFF及び速度







切り替え、ウォーシャー液。






キーを差込み、右に回しとイグニッションON,でスーターボタンを押してセルを廻す。






この 昔の飛行機のコクピットのようなクラシカルなトグル・スイッチは、雰囲気抜群。













グローブBOX裏に、ヘリテイジのプレートが張られている。






ヘリテイジ社レストア物の証と








オリジナル・シリアルナンバー







その下に、NO’027−007と記されている。









想像するに、このタイプのモデルを限定27台作る予定のうちの7台目の車だということだ








と思われるが、、、このシリーズの他の個体を見たことがないので、単に027−007という







認識ナンバーなのかもしれない。









   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

 



エンジンは、言わずと知れた名機「XK」。



アルミヘッドの美しいDOHC・直6エンジンだ。



このエンジンは、もともとジャガーの大型サルーン「マーク\」に積むためにデビューしていた



強力エンジン。



これを、小柄な「マーク2」に積んだものだから、そりゃ速い。




最高速:201km




0−60マイル:8.8秒



並みのスポーツカーではついてもいけない、世界トップ・クラスの動力性能。




このエンジンは、「ジャガーEタイプ」にチューンして積まれることにもなる。








ロールス、ベントレーでさえ、ドラムブレーキであった この時代に4輪ディスクブレーキ、フロントショ



ックは、ダブルウィッシュボーン、リアは、ラディアスアーム・トレーリングリンク、、



数々のツーリングレースで活躍した理由がうなずける。




リアバンパー中央に、わざわざ 赤字で△マーク&「DISC・BRAKES」と書いてあるのは、



あまりにも効きが好すぎるブレーキのため、後続車の追突注意!



そのブレーキ「効き」は、60年代の人々には驚愕だったに違いない。









更に当個体には、前述の通り、ヘリテイジ社でSUツインキャブから、インジェクション仕様に変更されてい


る。



このインジェクションの造作はヘリテイジならではの凝りようで、



見た目は、まるでノーマルのように見えるが、、



SUツインキャブの下にインジェクターが取り付けられている。



本来のキャブは中身がなく(キャブの役目ではなく)、インテークマニホールドとして空気を吸うために使



用されている。



当然ながら、キャブ調整など必要ない。



これで、見た目の美しさを損ねることなく、キャブ車の欠点を完全克服。



特別オプションで98万円。





ラジエーターもレストア時、新品に交換されているし、、うれしいことに、サブタンクも増設されている。



無論、電動ファンも、、、的確に日本の気候に合わせた実用車仕様となっている。




本来のマーク2の良さを残し、安心して乗れるクラシッカーを作る・・




ヘリテイジ社の企業精神を典型的に表現した渾身の1台である