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RollsRoyce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

ROLLSROYCEHEADLINE

ROLLS・ROYCE

 
  AUTO MAKER ROLLSROYCE 
  MODEL


CORNICHE U



  YEAR 1988'
  EXTERIOR SATIN-PINK met


(サテン・ピンク メタリック)
  INTERIOR
PARCHMENT(Satin・Pink・Piping)・LEATHER




(パーチメントにサテンピンク・パイピング)(幌は、クリーム)

  PRICE \ ASK 
  MILEAGE 44.485mile = 71.176km
  AMMENITIES





カナダ仕様 左ハンドル (国内・1991年登録)




V8 OHV 6.75L 3速コラムAT




全長:530cm



全幅:188cm


全高:152cm




重量:2320kg


定員:4人




装備:




電動オープン、パワステ、パワーウインド、エアコン、パワーシート、他



純正「幌」カバー、純正「ムートンマット」一式、純正「工具」一式、




*HDDインダッシュ・ナビ&地デジTV&バックカメラ、ETC車載器。




スペシャル・オーダー!




* 純正カラーで、この年式には特注
「サテン・ピンク」塗装






内外装機関共に超極上車!




車検:2020年 2月20日まで



 
  COMMENT





ロールス・ロイス 



「桜 コーニッシュU物語」











まずは、モデルの ご解説から、



「コーニッシュ」は、ロールス社のスタンダード・モデルではなく、傘下



のコーチビルダー「マリーナ・パークウォード」(以後、MPWに略)製



作のモデルである。




この手のコーチビルダー製作のモデルを「コーチビルド・モデル」と呼び



「スタンダード・モデル」とは分けて分類される。





ロールスロイスとベントレー(1931年に買収)の戦前モデルは全て



「コーチビルドモデル」、、つまり、ロールス社は、シャーシと機関系



(エンジン・ミッション・ブレーキなど)のみを販売する機械屋だった。




戦後(1946年〜)、ロールス社は、自社でもボディ製作を始める・・



これが「スタンダード・モデル」である。



ただし、自社製といえど複雑なボディ製作は、不可能で、近年まで「コー



チビルダー」に託すしかなかった。



1960年代までには、イギリスに300社以上存在していたコーチビルダー



の頂点にたったコーチビルダー、ひいては世界一と評されるコーチビルダ



ーが「マリーナ・パークウォード」社である。



この会社の作るボディは、「工業製品」ではなく「伝統工芸品」である。







「コーニッシュ」の名は、南フランスのモナコ近郊を走るコーニッシュと



呼ばれる湾岸道路の名に由来する。



地中海を望むリビエラ海岸の断崖沿いを走る「コーニッシュ」ロードは、



息を呑むほど美しい。



このロードを走るために存在する車が、「コーニッシュ」なのであるが、



それは、あくまでイメージ、、その辺りに別荘を持つ方だけに販売してい



たのでは、幾らも売れない、、。



重要なのは、そのコンセプト、、単に意味もなくドライブするだけで、



至福のときを与えてくれる車が「コーニッシュ」なのである。



だから、「コーニッシュ」に「使い道」など必要ない。



使い道などという次元とは関係ない「非日常」を楽しみための車なのだ。



極論をするなら、、、よしんば乗らなくても、所有している・というだけ



でも満足感を与えてくれる、、それが、「コーニッシュ」、



そんな車など そうあるもんじゃない。




「コーニッシュ」に低走行車が多いのも そのためだ。



たまの休みに海外旅行にでも行ってストレス解消するのと同じように



「非日常」を味わうことこそ最高の至福のとき・ではなかろうか、、。







「コーニッシュ」、その歴史は、




・1967年に、4ドア・サルーンの「シルバー・シャドウ」をベースに



MPWによってコーチビルドされた「MPW・ドロップ・ヘッド・クーペ



」に始まる。




当初の排気量は、「6230cc」、1970年〜「6.75L」に



その後、マイナーチェンジと共に、



・1971年「コーニッシュ」の名称となる。



コーニッシュのシャーシ・エンジンは、基本的に、その時代の4ドア・シ



ョートボディがベースとなっているので、1967年から1976年まで



は、「シャドウ1」ベース



1978年から1980年が「シャドウ2」ベース、



1980年から1985年が、「シルバースピリット」の「キャブ」ベー



スである。



1981年までは、「コーニッシュ・クーペ」が存在したが、この年に生



産中止となり、以後、選択肢は、オープン・モデルのみとなる。






・1986年には、「シルバースピリット」がキャブから「インジェクシ



ョン」へ進化したのを きっかけに、室内のマイナーチェンジ(センター



コンソールがダッシュに繋がるなど)が行なわれ、「コーニッシュU」と



名称を変える。(USは85’〜)






・1990年、更なる改良が行なわれ「コーニッシュV」、



・1992年、幌のフル電動化と4速ATへの進化で「コーニッシュW」



と、その外観を殆ど変えることなく進化し、1995年に惜しまれつつ、



全ての生産を終える。









当個体は、シリーズU 生産台数は
「1226台」




*以前は、「1236台」説が有力だったのだが、85年の「1.5」を除き、

 
 
 1226台説が世界標準となった。






では、「コーニッシュ2」になっての外装・変更点





・テール・ランプのデザイン変更 (以前は、左右に1つづつ)



・ホイールにアーチカバー  (以前は なし)



・ホイール・カバー・デザインの変更 (シリーズ3と ほぼ同じ)



・バンパーが、ボディ同色カラーに



・ミラーが、ボディ同色カラーに






では、「コーニッシュ2」の魅力を!




1. シリーズ中で、もっとも「足」として使える。



  その理由は:


   
  機関系がシンプルだから、



  シリーズ1の「キャブ」は、少々マニア向き



  シリーズ3になると「インフォメーション・パネル」が、余計な 



  お世話。



  シリーズ4になると、「フル電動オープン」が 余計な お世話。



  もっとも、維持しやすいのが、「シリーズ2」ってわけだ。


  
  これは、ちょいと詳しい方なら、周知の事実、、だが、問題は、



  「シリーズ2」日本には少ない ってこと。 


  
  シリーズ2の時代、まだまだ、日本はバブル道なかば、日本に一番多



  い「コーニッシュ」は、シリーズ3なのである。







2. 「作り」に気合が入っている。




  ロールス社自身も忙しくなるのは、89年の終わりごろから、



  例えば、当88’コーニッシュの「グリル」の「エッジ」を見ると分か



  るが、エッジのシャープさがハンパじゃない。



  ファンタム6のグリルを彷彿させるほど、、。


  

  60年代の「作り」を残すコーニッシュは、各担当職人に十分な時間を



  かけさせた方が良いものを作るに決まっている。






3. 乗って惜しくない。




  現時点で「コーニッシュ」は、後期型になればなるほど希少性を増す





  シルーズ「3.」「4」の極上個体は、もはや、コレクターズ・アイテ


  
  ムとなっている。


  
  そうなると乗るのも気が引ける。



  その点、「2」は、「1226台」、数もある。実際、「3」「4」を



  所有し、普段用に「2」を  なんてツワモノも当社の お客様には



  実際に数名存在する。
  



  注)これは、あくまで現時点での話し、将来は、クラシックカーの


   
    セオリー通り、年式が古いほうが逆転して高額となる可能性は


   
    高い。










さて
 当個体の お話




カナダ仕様(=北米仕様)左ハンドル 国内91’登録



複数オーナーではあるが、以前 当社で販売させていただいた 



「シーザー認定・中古車」、間違いがない。







なにが凄いって、このカラー!




「サテン・ピンク・メタリック」




この個体で初めて見たっ




幻の純正カラーだ!



このカラー、私の記憶と調べた限りでは、1970年代に、コーニッシュ用



カラーとして、一時期採用されていたことがある。



そして、



1987年に お一人



1988年に お一人



の方が、このカラーを特注オーダー(ロールス社はオプションで過去に



存在したカラーを選択することができた)




つまり〜



当個体、このカラーを選択した最後の1台!



さらに〜



1970年代〜最後の1988年の1台まで、このカラーを選択した個体は、




「19台」のみ とされる。 19台中の最後!




超〜希少色の上、素晴らしき色目!




まさに「さくら色」だ!




1年中、お花見状態。







マニア的に、驚くのここからで、



当個体、極めて、オリジナル度が高い!




外装の「2本の手書きコーチライン」、及び、ホイールカバーの2本の




コーチラインに至るまで、全てオリジナル、、



こんなことは、俄かには信じられないほど稀、



クラックの入りそうな箇所(Aピラー下やボンネット前方角など)は、



ウレタン鏡面塗装済みで、クラックもなし



オリジナル・ラッカーの塗装コンディションも汗かきなし、申し分なし、




幌もオリジナルのままで、ドキレイ!



骨木の腐りもなし、スクリーンもきれい。




このカラー加点を除いても、◎コンディションの「シリーズ2」。




内装も素晴らしいが、



ここまでの個体となると「外装」「内装」「機関」と3つの項目別に



詳しく解説させていただこう。













それでは、下記より写真と共に 更に詳しく





 怒涛の写真124枚と共に  ↓



   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   






外装は、「サテン・ピンク・メタリック」



幌は、「クリーム」





前述の通り、このカラー、世界19台中、最後にオーダーされた1台!



貴重〜なんてもんじゃない。



メタリック粒子は入っているが、細かく微量で、淡く輝く程度、お上品。





私は、「桜コーニッシュ」と名づけたが、




今回、当個体が入庫したおり、近所の神代植物公園は、桜の季節だった。




神代通りと深大寺の通りは、桜並木が美しく、毎年、この道を、「コー



ニッシュ」でドライブするのは、恒例行事。




一般的な「ソメイヨシノ」の花は、白っぽいが、神代植物公園で新種と



して発見された「神代曙」・通称「神代桜」は、花の色が濃い。



当個体のボディカラーは、まさに、この「神代桜」色なのだ!



これで、1年中 お花見ができる。



因みに、現在、日本中で「ソメイヨシノ」から「神代桜」への植え替え



が行われている。




「ソメイヨシノ」は巨木になる上、病気にもかかりやすい、が、




「神代桜」は、巨木にならず、病気に強く、花も美しいからだ。




将来は、日本中の桜並木と当「桜コーニッシュ」のコラボがみれるように



なるだろう。あなたの街でもね。





色も好いが、コンディションそのものも、稀に見るレベル!



こいつは、海外に放出できない。



さくら は、日本の国樹だもの。





前述の通り、「幌」コンディションも◎!




もちろん、幌の開閉も絶好調!




幌を開けるには、2ケ所のラッチを手で外し、センターコンソール上にあ



る開閉用スイッチを押すだけ、、



スイッチを押してから完全にオープンになるのに「7秒」、



閉まるのにも「7秒」、、(当個体調べ)。



この「幌」、、オープンカーの中でも、もっとも「お金」が掛かっている



と思われる、



幌の厚みは Cピラーにあたる箇所では10cm以上、一番薄い部分でさえ



5cm以上ある。




外張りは前述「エバーフレックス」のレザー風ビニール、内張りは、超の



つく高級服にでも使いそうなフランネル、、更に中には、ぶ厚い防音断熱



材が入っている。





リア部分ボディ側(見えない箇所)やリアスクリーン上部角には、宮大工



の職人さんが作ったような1台合わせ、三次立体の樫の木が使用され幌を



留めている。



1960年代から変わらない造作(細かいディテールは年式で異なるが)



クラシカルな「コーニッシュ」にはベストな素材と作りこみである。




この「MPW」師匠 渾身の「幌」を寸分違いなく張り替えることができ



る業者(職人)は、世界にも少ない。



無論、弊社は、寸分なく できる。



当個体でも、そのとき が来たら、実力をお見せしよう。








ロールス(コーニッシュも)は、維持するのに、想像するほどのお金はか



からないが、事故やイタヅラが恐い、、、幌でも裂かれたら大変、、



で、車両保険ご加入をお勧めする。






コーニッシュを「シルバーシャドウ」の2ドア版と思っていらっしゃる方



がいるが、それは大きな間違いである。




「シルバーシャドウ」は、ロールス社自身が製作したスタンダード・ボデ



ィ、、「コーニッシュ」は、「マリーナ・パークウォード」が製作した



「コーチビルド・モデル」、、デザインは似ているだけで、どのデザイン



箇所にも接点はない。



フロント・フェイスが特に似ているが、良く見比べれば、フェンダーの



カタチからして異なる。



コーニッシュは、先端が丸くなっているが、シャドウは尖っている。





「コーニッシュ」唯一無二な存在なのである。





   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 



内装は、「パーチメント」レザー。





もちろん、オリジナルのままの「コノリー」レザー。



これに外装色に似た「さくら色」のパイピングが入っているが、この



カラーの正式名称を知らない。



おそらく、特注ではなかろうか、とりあえず「サテンピンク」パイピング



としておこう。




この「さくら色」レザー、ダッシュボード上部、Aピラー裏、サンバイザ



ー、シート・パイピング、ステアリングに、



更に、カーペットもムートンマットもドア内張りのスピーカー網まで、



「さくら色」とくる。



最強だ。





染め色には、経年変化が見られる箇所があるにはあるが、「革」自体の



状態は、極めて宜しい。



これは、このまま で、あと数十年は持つだろう。




この内装「オリジナル・コノリー」の◎コンディションも当個体における



見所!




お約束のコノリー社製・最上級品レザーを十数頭分、、




1995年に、ロールス社を訪問した際(コーニッシュの最後の作りを見



学するために)、革を裁断するところ、ミシンで革を縫うところ、張ると



ころも実際に見学してきたが、、各、専門の職人によって行われる その



作業は、正に感動ものであった。






コノリー社がロールス社の厳格な注文に答えるために作ったとしか思えな



い最上級レザーは、革のキズのもとになる「牛バエ」が少ないという意味



と有刺鉄線で牛にキズがつかないように、石垣で囲まれたスカンジナビア



半島の牧場で、革をとることをメインに飼育された巨大な牛の革、更に、



その中でロール社献上用に厳選された品だ。




そのため、同じコノリーレザーでも、ピンキリ、、他メーカーでも、コノ



リー社の頂点ブランド「オートラックス」を使っていたモデルがあったが



ロールス社に納品されるのは、その「オートラックス」シリーズの中でも



最上級「10%トップ・グレード」という特急品。






当時のロールス社は、1mmのキズでも革についていたら使わない。



戦後、ロールス社が自社でボディ製作を始める際、コノリー社が選ばれ、



ロールス社にレザーを納品しにいった。結果、




500枚中499枚が返品された・いう逸話がある。



そこから、コノリー社は、ロールス社の注文に答えるべく、最善の努力を



重ねるわけであるが、、



革作業場で、ロールス社広報の方に聞いてみた、



その話は本当ですが??



答えは「それは昔の話、、いまコノリー社は、そんな失礼な品は最初から



納品しない」、、なるほど、、。



巨大な革の 中心部しか使用しない、、当初、「十数等分の革を」、、は



マユツバものかと思っていたが、実際に作業工程を見た後の感想は、、



「これでよく、十数等分の革で足りるな、、」。



当時は、16〜18頭 1台に要するとされていたが、



現在なら、当時のような巨大な牛は 育てていないから、それ以上の頭数



を要することになる。




2002年末、コノリー社は、ロールス社と運命を共にすることを選び、



自動車メーカーへの革供給をやめる、、



現在、この革が張られた車が 販売されることは、、もうない。






「バーウォールナット」もオリジナルのまま。



クラックが入ってる箇所(ウッドにではなく表面に塗装されているクリア



に)が僅かにあるにはあるが、このレベルだと、個人的には「味」の世界



オーナー様のご希望で、新品仕上げも問題なし(実費)。



当然、ロールスのウッドをリペアさせたら、日本一 うまい。





   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   



V8 OHV 6747cc 総アルミ合金製エンジン






もはや伝説のアルミ合金製ハンドビルド・エンジンであるが、このエンジ



ンの屈強さは、専門店の当社が一番良く知っている。



機関系の心配をする日本人は多いが、




・それをアメリカで言ったら、 「笑われる」



・それをヨーロッパで言ったら、「バカにされる」



・それを英国で言ったら、   「怒られる」




日本は、ロールス後進国なのだ。




世界の共通常識として、




イメージとしては、ロールス・ベントレーは、アストンの2グレード上、



ジャガーの5グレード上の車である。




使っているビス1本から値段もクォリティも遥かに上だ。









「シリーズ2」は、それまでのSUツインキャブorSOLEXのシング



ルキャブから「ボッシュ」製インジェクションとなった。




これにより、夏場の「オーバーヒート」「パーコレーション」の心配は



劇的に減った。




そして、メンテも、はるかに楽になった上、流通価格が安価(費用対効果



にも)であるから、もっとも、お気軽に乗れるのが「シリーズU」であろ



う。













*コーニッシュU・HOW TO試乗記





弊社で販売するクルマたちは、全車私自身が試乗した上で: である。




「コーニッシュ」は世界でも有数の台数を扱ってきたが、




このモデルは別格なのだ。




30年前から、一度も 飽きる ということがない。



むしろ、毎回、乗るたびに好きになっていく。



乗るたびに、これほど ドキドキするクルマは極めて少ない。






「コーニッシュ」は雨に日に乗るクルマではない。



幌の飾り骨が「木」であるから、そこが腐りやすくなるから。





さてっ 晴れたことだし:



一体で成型された丸みのあるMPW得意のドアノブのボタンを押し、ドア



を開ける・・ドアの厚みは18cmほどもあり分厚いが、ドアはアルミ製



(開閉部は全てアルミ製)、思っているほど重いものではない。




開けるときは、普通に・であるが、閉めるときには、ロールス流の流儀が



ある。



「6インチ」という指示であるから・・およそ15cm手前から、手を添え



たまま、押すように閉める・・である。



ドアの閉め方を見ると、正しいロールス乗りであるか即断できる。




これが、メルセデスのドアを閉めるがごとく、凄い勢いで、バンッ・・



なんて閉めるようでは、よろしくない。



かっこも悪いが、アルミが振動してドア内部のロッドが外れたりなんかし



て、壊してしまう場合がある。



あくまで、やさしく・・カチャリと閉める・である。




キーを右に廻す・・まだ、セルを廻してはならない・・約3秒ほど待って



からセルを廻す(この間に燃料ポンプからガソリンを送る)、、



「シーリズ3」は、この作法が絶対的に必要であるが、シリーズ2では、そ



こまでシビアではない。



しかし、この3秒が待てない方は、ロールス乗りには向かないと思ったほ



うがよい。







エンジンをかける、、



キュルキュルとセルモーターが回って6747ccのV8エンジンが目覚める。



インフォメーション・パネルのランプがサイドブレーキのランプ以外、全



て消えるのを待つ。油圧を溜めているのだ。



消えるまでは、油圧の圧が溜まっていない。



夏場で、ものの1分ほど、冬場で3分ほどだろうか、全て消える。



リアサスは油圧式で、1週間ほど動かしていないと、車高が、7〜8cm



ほど下がる。



このリア車高もアイドリングしている間に上がってくる。






音は、、今となっては、決して静か・とは言えない。





大体、ロールスのエンジンは静か・と言われていたのは、直列6気筒まで



の時代(1959年まで)の話、、V8エンジンになってからは、静か・が



売りではなく「好い音」が売りだ。



この快適な「音」のお陰で、音楽なしでも、飽きずに車を走らすことが出



来る。



GM400型の3速AT、屈強な上、トルク感満点、フェラーリの「412」



などにも使われた当AT、出足も悪くない。




幌クローズで走行、、3重構造の分厚い幌は、イギリス車にありがちな



傘程度・のものではない・・バタつき感もほとんどない。




エンジンがかかっていなくてもオープンにすることはできるが、バッテリ



ーの減りとモーターの負担を考えれば、エンジンがかかっている時にオー



プンにしたほうが良い。




2ケ所のフックを外し、オープン用スイッチを押す、スイッチを押してか



ら、ものの7秒ほどで幌が完全にオープンとなる。





オープンにするときのコツは、スイッチを押しながら、手で少しだけ幌を



上に持ち上げてあげること。



スムーズにオープンになるし、なによりモーターへの負荷が軽減され



、モーター自体の寿命を延ばす。



最初の30cmくらいを持ち上げるときにモーターの負荷は最大となる。



閉めるときも最後は、少し手で支える、、これは、幌のフック(留め金)



でボディをキズつけないようにするため。




この所作が流れるようにできるようになると「コーニッシュ乗り」となる






オープンにして走り出す。




うーん、やはりコーニッシュは、オープン走行が堪らない、、。



風の巻き込み具合は、まぐれ・であろうが奇跡的に絶妙だ。



オープンカーは数あれど、コーニッシュならではの、この感覚が味わえる



車を他に知らない。




シリーズUの足回りは、同年の「シルバースピリット」と同じであるから



ターボRのように硬くは無い。



フロントは、ダブルウィッシュボーン、リアは油圧(ロールス社的には



ガスショック)、、ドイツ車とアメ車の中間くらいの硬さ。




90年のシリーズ3になると 89’ターボRの足回りとなるので、少し硬く



なるのだが、シリーズ2は、実に優雅な走りをする。



これは、まさにクラシックカーだ。





コーニッシュに「オートライド」=自動車高調整機能が付くのは1994



年である。



とは言え、決して、怖いほどにフワフワしているわけでない。



ボディが重いので安定感バツグン。



短距離でも長距離ドライブでも快適、、日常の足でも問題なし。



タイヤは235サイズで細身、タイヤが路面の音を拾うのも気にならない。




ロールス社の取説には、空気圧をF:1.7bar,R:2.0barと指定し



てある、、それは低い、、乗り心地が良いに決まっているが、今の高速走



行時代、、タイヤの性能も向上したことだし、もっと高めに入れておい



ても何の問題もないし、安心。







ハンドルのキレがよく、着座位置が高いため、目線も高く、いたって乗り



やすい。



グリルに鎮座するフライングビーナスが、好い水先案内人だ。





雅子様と皇太子様のロイヤルウエディングのときは、コーニッシュ(91



年)がパレードに使用されたが、、やはり、コーニッシュは完全にオーナ



ードライバーズカー、、オーナー自らハンドルを握る、、そのためのモデ



ルである。



2度とパレードに使うことはあるまい。







1960年代を そのままに残す「コーニッシュ」でのドライブは、忙しい



日常から異次元空間にタイムスリップしたよう。







神代通りの桜並木を抜け、いつもの公園の前で車を停める。



バックには、神代桜、、



同じさくら色だ。



しばし、愛でる。



過去最高カラーだ!




そうして、いつものように、



狂ったように写真を撮り始めた。




これで、2度目、もう千枚は撮っただろう。



気分は、1年中 春。








「さくらコーニッシュ物語」 第2章は、あなたに託す。