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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

BENTLEY HEADLINE

CONTINENTAL R

 
  AUTO MAKER BENTLEY  
  MODEL CONTINENTAL R 
  YEAR 1996 
  EXTERIOR DIAMOND BLUE-SLIVER

(ダイアモンドブルー・シルバー)
  INTERIOR ROYAL BLUE LEATHER 

(ロイヤルブルー・レザー)
  PRICE \ ASK
  MILEAGE 63.485km 
  AMMENITIES


ディーラー車 左ハンドル 
 



V8 OHV 6747cc  4速フロアAT(スポーツモード付き)



水冷インタークーラー付きターボ



・馬力 :389ps/4000rpm



・トルク:76.5kgm/2000rpm





全長:537cm


全幅:188cm


全高:146cm


重量:2400kg


定員:4人



*装備:


Wエアバック、Fパワーシート+シートヒーター+メモリーシート4人分+ランバーサポート、


オートエアコン、純正ムートンマット一式、リモコンキー、他フル装備


HDDインダッシュナビ・地デジTV(エクリプス)



ETC車載器







内外装極美、機関、当社にて完全整備渡し、超極上車。 



車検:平成26年10月24日まで


 
  COMMENT


「ベントレー・コンチネンタルR」





解説:



コンチネンタルRは、1992年から2003年の間に生産されたコーチビル物・



2ドアクーペで、トータル「1533台」が生産(オーダー)された。




当時のロールス社は、誰からかのオーダーが入ってから車を作りはじめる。



だから、



1533台は、オーダーされた台数で、最初から、オーナーは決まっていた。



ベントレーの最高峰モデル「コンチネンタル」の名と「R」の両方の名が付く



モデルは、あの、「戦後ベントレーの最高傑作」として名高い




「Rタイプ・コンチネンタル」(1952年から1955年)以来、、



実に40年ぶりの復活となる。







2003年式以前で、「コンチネンタル」の名を持つモデルは、その段階で、



スーパーモデルであり、100%コーチビルド・モデル、、




マニア心をくすぐるコレクターズアイテムであることが最初から決定している








デザインは、ロールス社のチーフデザイナー「グラアム・ハル」率いる



プロジェクトチーム。




コンチRの社内プロジェクト名は伝統のとおり、アジアの小国名で



「ネパール」、、




ボディワークは、ロールス社傘下、世界一のコーチビルダー、



泣く子も黙る「マリーナ・パークウォード」、



所謂、スタンダードモデルとは、区別して存在するコーチビルドモデルである








コーチビルダーとは、直訳の通り、馬車製作屋、



馬車の時代から車の時代になり、車のボディ製作を手がけているのが、現在の



コーチビルダー、、



したがって古い歴史を持つ会社が多く、例えば、マリナー社の歴史は、




1700年代までさかのぼる。




一方、「パークウォード」社は、自動車専門のコーチビルダーとして、191



9年に設立された会社、、自動車コーチビルドの達人集団



この2社が、最終的に、イギリスに数百とあったコーチビルド会社の頂点に起


つ。




戦後から(1946年より)、自社製ボディを手がけるようになった



ロールス社のとって、この2社を手中に収めることは必然であった。



「シャドウ」以降モデルにおいて、2ドア・モデルとリムジンは、全て




合併後の「MPW」の作だ。




熟練された職人により製作された個体は、一台づつが「作品」と言ってよい。



が、1904年のロールス社の創業以来、続いてきたボディ全体にまで至る伝



統のコーチビルドモデルは、当コンチネンタルR・シリーズ(コンチT、



アズール、コンチSCを含む)をもって最後となってしまった為、



一台づつの作品が貴重品。






また、親会社の諸事情により、左右ステップに張られる伝統の




[COACHBUILT BY MULLNER PARKWARD]



のシルバープレートは、97年式までで最後となる。



(98年より、マリナーの名をベントレーのスペシャルモデルのブランド名に



し、パークウォードの名をロールス・ロイスのスペシャルモデルのブランド名



に使用)











1992年発売のコンチネンタルRも他のモデル同様、1994年、機関系に



やや大掛かりな改良が加えられ、



エンジンがダイレクト・イグニッション・システムとなり、エンジンルームの



景観は一変する。




更に、当96年には、水冷インタークーラー付きターボとなり、戦後では初め



て馬力等のスペックを公表することになる。



マニア的には、実力UPした以上に、記念すべきモデルだったりする。




(*、ドイツなどの一部地域は、以前より法律上、スペック公表を強いられて


 いたが、、)





389馬力、、この数値は、95年式以前より、かなりパワーUPしている。




水冷インタークーラーの恩恵は大きいようで、確かに乗リ比べれば違いが分か


る。




この年式以降、全てのベントレーモデルは、馬力等のスペックをカタログに載



せ、伝統の「必要にして充分」の表記はなくなる。




個人的に、ベントレーは、数字で選ぶべき車ではない(スペックなど関係ない



)と思っているので、余計な お世話であるが、、まぁ時代の流れか、、、。







コンチネンタルR新車価格は、




92年 41.475.000円(税込み)


96年 34.650.000円


97年 37.275.000円


98年 40.950.000円


99年 39.900.000円


01年 37.275.000円






と、上記のように、変動(これは生産コストの問題ではなく、為替の関係によ



るものと思われる)し、一番高い時と安い時の差額が実に680万円もある!



この差額以内で、、、いまや、当個体が購入できてしまう、、なんだか、



「MPW」に申しわけない。




発売前から某有名誌で




「また1台、疑いなく将来、伝説的な名車になるであろう車が生まれた」



と言わしめた「コンチネンタルR」、、




2003年に生産中止となった今、すでに伝説は始まっている。












さて、当個体の お話






以前、当社で販売させていただいた「シーザー認定中古車」。






ディーラー車で、複数オーナーではあるが、



ベントレーでは珍しく(車が頑丈すぎて記録簿など売買時の参考にならないの



で、とってあるからが稀)、きっちり「記録簿」と 一部・整備明細が残され



ている。









97年 10月 :1.534km


00年  5月 :4.546km


03年  6月 :13.269km


04年 10月 :25.153km


05年  6月 :30.833km


07年  5月 :39.067km


09年  2月 :39.958km


10年  5月 :40.285km







2011年 6月 タイヤ4本 新品好感(ピレリーP・ZERO255.55.17)



2011年 7月 Fパット交換、ハブベアリングKIT交換、Fキャリパー


O/H、 他




2011年10月 パワステ・ラック交換



その他、気になる箇所も バッチリ整備されていたが、前回ご納車時、



当社自慢の怒涛の「240項目点検・整備」で、万全状態。



ご納車後も、当社で整備担当。



担当メカニックも 太鼓判の1台。















まずは、下記より 写真56枚で
詳しく↓







 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   


外色は、「ダイヤモンド・ブルー・シルバー」




92年以降、塗料が「ラッカー」から「ウレタン」に変更されたのちに登場した外装カラー。



なんとも 高そうなカラー名である。



簡単に 説明するなら、、濃い目のシルバー・メタリックであろうが、、



ロールス社というのは、すぐには真似されないようにか?塗料配合に、1色 難解なカラーを混ぜていたりす



るのが、お決まり。このカラーも、なにかしら、難解な色が混ざれられているに違いない。





メタリック粒子は、非常に細かく、お約束の「鏡面仕上げ」で、朝、昼、晩、違った光沢を放つ。



太陽光の下では、たしかに「ブルー」が混ざっているのが分かるが、、それだけではあるまい。





塗装コンディションも極めて よろしい!



しかも、管理も楽。



もったいない:を考えなければ、野ざらしでも、塗装は問題ない。





全長は、537cm、、これで2ドア・クーペ、、



充分にデカイが、このサイズがあってこその「コンチR」デザイン、、



迫力、存在感は、他メーカー・モデルの追随を許さない。



もっとも、ロールス・ベントレーは、2ドア・クーペといえど、、事故してぶつかったとき、乗っている方



の命を守る・を最優先に考えて作られているので、小さい車など作らなかった(過去形)。



昔から、ぶつかって死なない車のNO’1はロールス・ベントレーだ。



世界中のVIPが乗る車であるから、オーナーが事故で死んでしまうのは、ロールス・ベントレーにとって


最大の屈辱、、、ダイアナ妃も、ベンツじゃなくて、ロールス・ベントレーに乗ってさえいれば助かってい



たのでは、、と思っているのは私だけではあるまい。




17インチ・7.5Jのアルミホイールは、96年からのNEWデザイン、、



ロールス・ベントレーのホイール・ピッチは独自のサイズで、社外品は合わない、、、



ノーマルが一番かっこいいから問題なし。




フェンダー部分は4箇所ともに「ブリスターフェンダー」、、、



このデザイン、、いくら見ても飽きることがない。



名車とは、そういうものであろう。


 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   





内装は、「ロイヤルブルー」レザー。






外装色に 僅かに混ざる「ブルー」カラーを意識してか、、内装は オール「ロイヤル・ブルー」。



この程度の走行距離なら、当然ながら、、まったくもって キレイ。



濃い色目も幸いしてか、オリジナルの しっとりとした特有のレザー質感が残っている。







レザーは、言わずと知れた「コノリー」社の最上級品、、、




1mmのキズも革に付けないために(ロールス社が使ってくれないから)、




格子鉄線の無い石垣と電流フェンスで囲まれたスカジナビア半島の牧場で育てられた牛の革、、、



ロールス社に納品するのは、その中でも更に厳選された品だ。





それは、「10%トップ・グレード」と呼ばれる品で、他の自動車メーカーに納品されることはない。



この革をロールス社の熟練された職人が手作業で裁断し、張る。



1枚革で納品されるが、ロールス社は、革の中心部分、最良の部位しか使用しない。



そうすると、1台あたり、最低でも18頭分の革を使用することになる。






ベントレーとロールスでは、革を張る際、ベントレーの方が、テンション高めに張るのだと、



ロールス社訪問の際、職人さんに教えていただいた。



ベントレーのスポーツタイプのシートとロールスの応接間のソファタイプのシートの違いは、微妙な革の張



り方でも調整されているのだ。



コノリー社は、現在、自動車メーカーへの革供給をやめてしまっているため、、この空間を体感できるのは



、2002年以前のモデルのみに限られる。




ウッドは、土の中で80年ほど生きてきたウォールナット(胡桃の木)のバー(根っこ)部分をスライスし



たものだ。



もちろん、ただの胡桃の木の根っこではない。



人間が意図的に根っこを病気にし、コブ状にしたものだ。



とはいえ、自然木であることには変わりないので、実際、スライスしてみないと、どんな「コブ目」になっ



ているかは分からない。



空洞があるかもしれないし、コブ目が大きいもの、小さいもの色々だ。



ロールス社は、その中で、コブ目が小さく、柄が揃っているものしか使用しない。




そんな木が一番高額なのだが、、。



よくよく、ウッドを眺めていただきたい、こんなレベルのバーウォールナットを使用している



メーカーは他に無い。




ウッドの張り方が またすごいことになっている・・・



この車でいうなら、、ハンドル中心から、左右均等模様、、センターコンソール中心から左右均等模様、、



木工工芸で「ブックマッチ」と呼ばれる製法であるが、ピクニックテーブル付きなら中心から左右均等模様



、、薄くスライスし、左右に分けて合板に張って使用するので、同じ模様になるってわけだ。




これらの作業工程全てもロールス社自社の熟練工によるもの。



この作業場所、風景は、自動車会社とは思えず、、伝統工芸の家具屋、そのものであった。




最近のベントレーのカタログ(海外版)を読むと、この左右均等張りのウッドのことが、自慢げに書かれて



いた・・・「世界で唯一の左右均等張りするメーカー」と、、、。



昔のベントレーなら、そんな当たり前のこと、決して自慢しなかったものだが、、。




室内装備で特筆すべきは、96年式で、やっと、「チルトハンドル」が付いたこと。



それまで、随分 体の大きな人は、ハンドルが足にあたってしまったりしたものだが、、、



要は、弊社(ロールス社)の車のサイズに、乗るほうの人間がサイズを合わせてくれ・・



ってなメーカーだったわけだが、、時代の流れには勝てず、、か。



とはいえ、便利。








この「コノリー」と「バーウォールナット」と「ウエリントン・カーペット」に囲まれた空間こそ、



本物ベントレーの新骨頂!




現在も未来も、この空間に勝てる車を作ることはできない。





これに勝る「材料」がないから。









 
   
   
   
   
   
   



V8 OHV 6747cc アルミ合金製 ハンドビルド・エンジン




1959年から基本設計を変えることなく、確実に進化をつづけてきた「世界一の過剰品質エンジン」は、



1996年、水冷インタークーラー付き(ギャレット製)ターボとなる。




馬力等のスペックも「正確な数字」という意味では創業以来 初めて公表した・と言ってよい。





とはいえ、ハンドビルドであることには違いはない。



エンジンは、前述の職人仕事同様、熟練工が二人がかりで80時間を要して組み上げていく。



現在は、ロボットが手伝っているが、この時代に、ロボットは いない。



創業当時から 何一つ変わらない、、究極の 手作り、、



普通 企業として生き残れるはずのない、、途方もない時間を必要とする、、こんな車作りを続け、



生き残ってこれたのは、その「作り」でなければ 納得しない世界中の俗副エンスーが 



100年 購入しつづけた お蔭であろう。



この100年(創業1904年)の間に、ライバルと言ってよいメーカーは、全て ロールス・ベントレー



に勝つことはできず、消えていった。



有る意味、最期の 超高級 自動車メーカーなのだ。



しかも、当個体は、あの「マリナー・パークウォード」の作品。





自動車好きと称するなら、生涯に一度は 所有すべき「MPW」作品。



価格は、TOYOTAのクラウン級であるが、、満足度と価値は、世界トップ・クラス!





乗らずに死んでしまう案は、、、ないな。