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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

BENTLEY HEADLINE

MULSANNE S

 
  AUTO MAKER BENTLEY  
  MODEL MULSANNE S 
  YEAR 1991
  EXTERIOR WHITE

(ホワイト)
  INTERIOR BROWN LEATHER 

(ブラウン・レザー)
  PRICE \ ASK
  MILEAGE 92.265km 
  AMMENITIES


ディーラー車 右ハンドル    




V8 OHV 6747cc  3速コラムAT 






全長:528cm


全幅:189cm


全高:148cm


重量:2250kg


定員:5人






*装備:



Fパワーシート+シートヒーター+メモリーシート(4人分)+ランバーサポート


オートエアコン、ABS、ピクニックテーブル 他





*リア特注「ベンチシート」




・インダッシュHDDナビ・地デジTV(カロッツェリア・VH0999)、



・バックカメラ



・ETC車載器






内外装機関ともに極上車!






車検:平成29年11月まで



 
  COMMENT



91年モデル「ミュルザンヌ・S」






まずは、モデルの ご解説から、



1966年から1980年まで生産された「シルバーシャドウ」=「ベントレ



ーT」の後継モデルで、総称してロールス社の社内コード、「SZ系」モデル



と呼ばれる。



ロールスは、1980年「シルバースパー」と「シルバースピリット」で始ま



り、ベントレーは、当「ミュルザンヌ」のみで始まる。



当初の「ミュルザンヌ」は、「スピリット」のロールス・グリルをベントレー



グリルに交換しただけ・のようなモデルであったが、、1982年、この



「ミュルザンヌ」にターボを付けた「ミュルザンヌ・ターボ」を発売する。





シャドウ時代に無くなってしまったロールスとベントレーとの、はっきりした



コンセプト分けを始めたのである。



ベントレーは、もともと、ル・マンで5回も優勝している(1920年代)



スポーツ・カー・ブランドであるから、、。



1985年には、その名を「ターボ・R」と改名。



このモデルは、内装のセンターコンソールがダッシュに繋がる。



これは、ロールス・ベントレーのモデル至上、初めての造作(試み)であった





ロールスは、運転手付きで乗る場合を想定して、、、



運転手が反対のドアから出る時、センターコンソールが邪魔になってしまうの



で、センターコンソールはダッシュに繋がらない。



更に、シフトレバーが足に引っかからないようにフロアシフトではなく、



あくまでコラムシフトである必要がある。




1993年以降、ベントレーは、フロアシフトとなるが、ロールスは、全モデ



ル、コラムシフトのままであった。



この伝統は、現在のファンタムにも引き継がれている。





1986年、SZ系モデルの全てが、キャブからインジェクションとなり、




「ミュルザンヌ」の後ろに「S」が付くようになる。





1984年には、廉価版?「エイト」もモデルにラインナップされていたから




ベントレーは、「エイト」「ターボR」「ミュルザンヌ・S」の3つのモデル



を持っていた。




この段階で、「ミュルザンヌ・S」は、「ターボR」のターボ無しモデルとい



う位置づけになった。




ただし、3モデルともボディシェルは共有するが、見た目で、モデルを判別



することができる。



正面からだと、「エイト」グリルは「もち網」、「ミュルザンヌ」は、縦シャ



ッターの枠がメッキ、「ターボR」は、枠ボディ同色、



芸が細かいのが、ホイール、、3モデルともデザインが異なる。






1990年、自動車高調整機能「オートライド」(各サスペンションの上に付



いたオートライドが100分の1秒で車高の傾きや速度を検出し、適正な車高



に調整する)の採用などの進化に伴い、、例えば「スパー」が「スパーU」と



なる。




ベントレーモデルは名称変更はされていないが、本国では「シリーズU」と言



われている。



「ミュルザンヌ・S」は、1992年まで生産され、1993年からは、ベン




トレーに乗りたいが「ターボ」はいらない・というコンセプトを引き継ぐ後継



モデルとして「エイト」と「ミュルザンヌ」が統合し「ブルックランズ」と



いうモデルになる。









1986年から1992年の間の「ミュルザンヌ・S」の生産台数は、




*ショートボディ  909台



*ロングホイール   61台











さて、当個体、




ディーラー物 特注個体




以前、当社で販売させていただいた「シーザー認定中古車」。





整備、車検なども、もう15年以上前から当社で担当している管理個体である



から、万全な上、完全に把握している。




注)当個体、トリップメーター上の走行距離(アナログ計)は、現在61.270



kmとなっているが、途中で、メーター自体の故障で新品に交換されていて、



実際の走行距離は、「92.265」kmである。



メーターを外して、トリップメーターを実際の距離に増やせば良いのだが、、



万が一、壊してしまう可能性もある、、



で、正しい走行距離を お伝えさせていただき、、、増やすかどうかは、次の



オーナー様の「お好み」で、ってことで、。



正しい走行距離は、デジタル・トリップの方で確認できる。



本来は、裏技で表示させるものだが、当個体においては、見れるように設定



してある。



ただ、仮に「61.270km」だとしても、そうは見えないほど綺麗な内外装では


ある。








この個体で、一番興味深いのは、リア・シートの造作、、




通常セパレートのシートが、「ベンチシート」タイプになっているメーカー



特注品。




このシートは後にも先にも、この個体以外で見たことが無い。



ファースト・オーナー様は、リア・シートに大人3人を楽々座らせたかったの



であろう。




それにしても、なんという贅沢なリア・シートか、、




座面や背もたれ上部には、「コノリー」の頂点レザーが1枚張りされている。



この贅沢手法は、「シャドウ」時代までなされていたが、「SZ系」になって



から、コストダウンのために廃止されたものだ。



しかも、91年当時の「コノリー」は、のちの「コノリー」より上質なのだが



それは、秘密にしておこう。




右ハンドルの選択といい、内装のブラウン・レザーの選択といい、大人な趣味



コダワリの感じられる1台である。




この個体は、完全にベントレーの入門車、もしくは、コレクターズ・アイテム



の車を所有していらっしゃるオーナー様の「足」用、、じゃんじゃん乗って楽



しみべき1台。






91年新車時価格:2750万円



特注費、及び消費税、登録諸費用を加えれば、3000万円オーバーの車輌!




現在でも、これだけのコンディションを誇り、珍しい特注車、、しかも、



最新のHDDナビ・地デジTV、バックカメラ連動、ETC車載器までついた



即戦力車であるにも係わらず、、



当個体を購入する金額では、うちの嫁が乗っているFIATの「500C」も買うこ



とはできない。



冗談みたいな価格で、この「ミュルザンヌ・S」が購入できてしまう。



無論、そこいらに売っている(当社では扱わない)、あやしい激安ベントレー



ではない。




「シーザー認定中古車」プラス、車の値段に係わらず、当社の怒涛の240項



目納車点検・整備の手が抜かれることはない。



それは、イコール 走行距離など関係なし、心配ご無用ということ。



維持費の面でも、このモデル、この個体は、確率的に一番安価ですむ。






この車に、これ以上の説明は不要であろうから、まずは、お写真69枚を 



ご覧頂き、ご興味があれば、ぜひ、実車を!




「ミュルザンヌ」の名は、ベントレーに所縁の深いル・マンのレースが開催さ



れるフランスのサルト・サーキットの名物コーナーの名に由来する。



VWグループの傘下となったベントレーの2010年発売・新型車、、



フラッグシップ・モデルとなったのは、まったく同じ名前を持つ、、、、




「ミュルザンヌ」である。














ロールス&ベントレー屋を始めて、29年目、この世界は限りなく深い、、



深くなればなるほどに、その魅力は増していく



が、、未だに 底は 見えない。




恐ろしく深い、、底を見るには、おそらく一生掛かるであろう。




私が個人のお金で、最初に買ったのは、ベントレーの「T1」だった。



あれは、29歳のとき、、



早く この世界を始めたつもりだったが、今では遅すぎた と感じている。




人生は ほんの一瞬




早く始めた方が良い。




ロールス&ベントレーの世界は、限りなく 楽しいから、、。










この世界の入り口に お薦めな1台 写真69枚を ご参考に↓